AGAの原因とは?薄毛が気になり始めたらまずは専門医にご相談を!
AGAは男性に多く見られるタイプの脱毛症です。
脱毛症にはいろいろな種類があるのですが、AGAにはほかの脱毛症とは異なる、ある厄介な特徴があります。
今回の記事では、AGAを引き起こす原因について徹底解説しています。
薄毛が気になり始めたら、こちらの記事をご確認の上、まずは専門医にご相談されることをおすすめします。
— 目次 —
AGAとは?
AGAは男性に起こる代表的な脱毛症として知られており、「思春期以降に発症する」ことと「進行型である」という2つの特徴があります。
そのため、AGAの発症が疑われる場合、なるべく早めに対処することが求められます。
男性ホルモンによる影響・原因について
それでは次に、AGAを引き起こす原因について見ていきましょう。
AGAを発症する決定的な引き金となるのが、男性ホルモンの変異です。
テストステロンによる原因
男性ホルモンとしてよく知られるテストステロンですが、体内の酵素によってジヒドロテストステロン(DHT)に変換されることで、AGAの発症リスクを増すことが分かっています。
ジヒドロテストステロンは、男性ホルモンの受容器であるホルモンレセプターと結びつくことによって、TGF-βと呼ばれる有害なサイトカインを産生します。
私たちの髪の毛は周期的に生え替わっており、髪の毛が生えてから抜け落ちるまでの周期をヘアサイクルと呼んでいます。
ヘアサイクルは髪の毛の成長期・退行期・休止期に分類されており、大部分を髪の毛の成長期が占めています。
TGF-βは別名「退行期誘発因子」と呼ばれており、髪の毛の成長期を短縮し、退後期を早める作用があります。
そのため、髪の毛が成長しきらないうちに抜け落ちてしまい、そのような毛穴が増えることで薄毛を進行させてしまうのです。
ヘアサイクルはおよそ2年から6年で周回しますが、厄介なことに生涯に起こるヘアサイクルの回数はおよそ15回となっているため、ヘアサイクルを終えた毛穴からは二度と髪の毛が生えてきません。
遺伝子による影響・原因について
遺伝は大きく影響を与える原因となる
遺伝もAGAを引き起こす重要なファクターとなっています。
AGAは英語の「Androgenetic Alopecia」を略したものですが、「Androgenetic」の「genetic」には遺伝という意味があります。
つまり、AGAの発症は遺伝によるところが大きいという訳なのです。
先ほど、テストステロンが体内の酵素によって、より強力な男性ホルモンであるジヒドロテストステロンへと変換されると説明しました。
その酵素が5α-リダクターゼと呼ばれる還元酵素であり、5α-リダクターゼの働きが活発であればあるほど、AGAの発症リスクが増します。
また、ジヒドロテストステロンがホルモンレセプターと結びつくことで、抜け毛を引き起こすTGF-βが産生されますが、ホルモンレセプターの感受性も遺伝によって左右されます。
まとめると、遺伝的に5α-リダクターゼの働きが活発であり、なおかつホルモンレセプターの感受性が高い場合、AGAを発症するリスクを増すということになります。
ちなみに、5α-リダクターゼは前頭部や頭頂部に多く分布しています。
そのため、AGAを発症した場合、額の両側から後退するいわゆる「M字ハゲ」になったり、頭頂部が薄くなる「O字ハゲ」になったりする可能性が高くなります。
ストレスによる影響・原因について
ストレスは万病のもとなどといわれますが、ストレスもAGAの発症に関わっていると考えられます。
また、女性であってもストレスによって、FAGA(女性型脱毛症)を発症するリスクを増すと考えられています。
女性に多い原因の一つ!?
男性に比べると、女性の髪の毛は豊かで艶やかであるといった特徴があります。
女性の美しい髪の毛を作る際に重要な役割を果たすのが、女性ホルモンの一種としてよく知られているエストロゲンです。
ところが、ストレスによってホルモンバランスが乱れ、エストロゲンの分泌量が減少すると、FAGAを発症するリスクが増します。
出産後の女性や更年期の女性に薄毛が多く見られることも、エストロゲンの分泌量減少が関わっていると考えられます。
ストレスがFAGAの発症リスクを高める理由としては、ストレスによって亜鉛不足に陥ることも挙げられています。
体内のアミノ酸が、髪の毛の元であるケラチンへと変化する際に、亜鉛は重要な役割を果たします。
そのため、亜鉛が不足すると、髪の毛の成長に悪影響を及ぼします。
亜鉛には脳内の興奮性神経伝達物質の活動を抑止し、自律神経のバランスを保つ働きもあります。
そのため、ストレス状態が続くことで亜鉛の消費量が増大すると、結果としてFAGAのリスクを高めることとなるのです。
また、ストレスによって自律神経のバランスが乱れることも、女性の薄毛のリスクを高めると考えられます。
自律神経は交感神経と副交感神経の2つから成っており、両者がバランスを保つことが、私たちの健康状態も保たれています。
ところが、ストレスによって交感神経が優位になった場合、血管が収縮して血流の阻害を招きます。
それによって頭皮への血行が阻害されると、髪の毛が成長するための栄養が不足し、やはりFAGAを発症するリスクが増してしまいます。
食事や生活習慣についての影響について
食事によるAGAの原因とは
私たちの身体は食事から摂取する栄養素によって作られています。
先述したように、髪の毛はたんぱく質の一種であるケラチンから作られています。
そのため、食事からたんぱく質をしっかりと摂取しないと、髪の毛の成長に悪影響を及ぼすこととなります。
また、ケラチンの生成にはビタミンやミネラルも必要となります。
現代人の食事にはビタミンとミネラルが不足しがちだとされていますが、そのような食事を続けることで、AGAの発症リスクを増す結果となります。
睡眠不足によるAGAへの影響
睡眠不足は美容の大敵とされますが、AGAに関してもリスクファクター(危険因子)となります。
なぜなら、髪の毛は寝ている間に成長するからです。
睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠の2種類がありますが、深い睡眠状態であるノンレム睡眠に入った際、脳の下垂体と呼ばれる場所から成長ホルモンが分泌されます。
成長ホルモンが分泌されると、体内で細胞分裂が活発に起こり、新陳代謝を活発にしたり、損傷部位を修復したりすることとなります。
髪の毛も毛母細胞の分裂によって成長するため、睡眠不足状態が続くと、髪の毛の成長に悪影響を及ぼしてしまうのです。
まずは生活習慣から見直そう
食習慣の乱れや睡眠不足以外にも、AGAのリスクを増す生活習慣はたくさんあります。
例えば、喫煙習慣があると毛細血管の収縮を招くため、毛母細胞の分裂に悪影響を与えます。
また、アルコールを大量に摂取すると、アルコールの代謝にエネルギーが割かれるため、やはり髪の毛の成長を阻害することとなりかねません。
その他にも、慢性的な疲労や運動不足、テレビやスマホの見過ぎといった生活習慣によって、AGAのリスクを増すことがあります。
薄毛を予防したり改善したりするには、まず生活習慣の見直しから始めることが重要です。
まずは専門家にご相談|新宿メディカルクリニック
抜け毛の量が増えて着た場合、治療を検討される方もいらっしゃることでしょう。
また、どのような治療法があるのか知りたい方もいらっしゃると思います。
そこで、新宿メディカルクリニックにおける治療法や、治療の必要性についてご紹介します。
AGAの治療法について
AGAの治療は投薬治療を軸におこなうことが一般的です。
AGAの原因となる5α-リダクターゼの働きを治療薬によって阻害し、抜け毛の予防および発毛の促進を図ります。
治療薬には副作用のリスクもあるため、必ず医師の処方を受ける必要があります。
ですが、用法・用量を守って服用することで、重大な副作用のリスクを回避することが可能です。
新宿メディカルクリニックでは、投薬治療以外にも、メドジェット治療と呼ばれる注入療法をおこなっています。
頭皮下に髪の毛の成長因子(グロースファクター)を直接注入することで、投薬治療よりも早く発毛効果を実感していただけます。
また、当院では男性だけでなく、女性の薄毛に関するお悩みも承っております。
プライバシーに配慮した空間づくりと、完全予約制の診療で、他人の目を気にせず治療に取り組んでいただけます。
AGA治療の必要性について
冒頭でもご紹介したように、AGAには進行型という特徴があります。
そのため、AGAを発症しても何ら措置を講じなかった場合、薄毛が確実に進行してしまいます。
そのため、早めに治療を開始されることがおすすめです。
無料カウンセリングについて
AGAの治療をしないと薄毛が進行するとは分かっていても、費用に関する不安をお持ちの方もいらっしゃることでしょう。
そこで、当院では無料カウンセリングを実施し、皆様の不安の解消に取り組んでいます。
「費用はどれくらい必要なのか教えてほしい」「治療期間や治療法について知りたい」という方は、ぜひ無料カウンセリングをご利用ください。
まとめ
AGAの原因は実にさまざまですし、1つの原因によって発症するというよりも、いくつかの原因が絡み合って発症するケースが多いようです。
そのため、1人1人のAGA発症原因を特定することが重要となります。
また、女性であってもストレスやホルモンバランスの乱れによって、FAGAを発症する可能性があります。
新宿メディカルクリニックでは、男性だけでなく女性の薄毛に関するお悩みにもお答えしています。
治療に関する疑問や、費用に関する不安はなんでも無料カウンセリングでご相談頂けます。
こちらから無理に治療をおすすめすることは一切ありませんので、納得いくまでなんでもお尋ねください。