医師監修|AGAに最適な育毛剤は?メリットやデメリット、実際に効果について徹底解説

2021.06.28 更新
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薄毛というと男性に見られるイメージがあるかもしれませんが、実際には女性の中にも、髪の毛のボリュームが減少することや、地肌が透けて見えることに悩まされている方は少なくありません。

薄毛になると周りの目が気になりますし、コンプレックスから自分の容貌に自信が持てなくなることもあります。

そのため、薄毛になる前に予防するという発想が重要となります。

薄毛を予防するといった時に、一般の方は育毛剤をイメージされることもあると思います。

では、育毛剤にはどのようなメリットおよびデメリットがあるのでしょうか。

また、どのような薄毛に対して効果があるのでしょうか。

— 目次 —

育毛剤とは?育毛剤の種類についてご紹介

薄毛の予防法について解説する前に、まずは育毛剤とはどのようなものかについてご紹介します。

一般的に育毛剤と言われているものには次の3タイプがありますが、厳密にいうと育毛剤ではないものもあるため注意が必要です。

  • 育毛剤といった場合、通常は塗るタイプの育毛剤を指す
  • 飲む育毛剤は厳密にいうと医薬品である
  • 育毛シャンプーは頭皮に与えるダメージが少ないという特徴を持つ
  • 塗る育毛剤について

    育毛剤と聞いたときに、一般的にイメージされるのが頭皮に塗るタイプの育毛剤です。

    髪の毛の成長をサポートする成分や、血行を促進する成分、頭皮環境を改善する成分などが配合されており、髪の毛の健やかな成長を助けてくれます。

    ただし、人気商品であるリアップなどは育毛剤と混同されがちなのですが、第一類医薬品に分類されるため、厳密にいうと育毛剤ではありません。

    飲む育毛剤について

    育毛剤の中には飲むタイプのものもありますが、厳密にいうと飲むタイプの育毛剤は、医薬品であるケースがほとんどです。

    医師による処方が必要な医療用医薬品もあれば、薬局やドラッグストアで購入することが可能な一般用医薬品もあります。

    また、海外製の育毛剤とされるものには、国内で用いられている治療薬のジェネリックもあります。

    後程詳しく解説しますが、育毛剤と発毛剤(治療薬)は全くの別物であるため注意が必要です。

    育毛シャンプーについて

    育毛効果が期待されている商品としては、育毛シャンプーもあります。

    実は、市販されているシャンプーの中には、髪の毛や頭皮に対してダメージを与えてしまう成分が配合されていることも珍しくありません。

    特に、安価で入手できる高級アルコール系のシャンプーには、髪の毛や頭皮にとって有害なラウリル硫酸Na(ナトリウム)やラウレス硫酸Naなどが配合されており、そのようなシャンプーの使用によって、頭皮環境を悪化させる可能性があります。

    ラウリル硫酸Naは洗浄力が強いことから、市販のシャンプーの多くに含まれていますが、洗浄力があまりに強すぎるため、頭皮にとって必要な皮脂まで根こそぎ奪ってしまい、結果として頭皮環境の悪化を招きます。

    ラウレス硫酸Naは洗浄力こそラウリル硫酸Naよりも弱くなっているものの、脱脂力が強いことから、やはり頭皮の皮脂を必要上に奪い去ってしまい、頭皮環境の悪化を招くリスクが高くなります。

    育毛シャンプーには、頭皮にとって有害な上記のような成分が含まれておらず、頭皮の洗浄だけでなく、頭皮をケアするという効果も期待できます。

    AGA治療薬の効果・副作用に関する記事はこちら

    育毛剤と発毛剤は違う?育毛剤の効果や成分について

    育毛剤と発毛剤とはしばしば混同されがちですが、両者は全く別のものです。

    では、どのような違いがあるのでしょうか。

  • 育毛剤は医薬部外品であるのに対し、発毛剤は医療用医薬品
  • 育毛剤の役目は髪の毛を育むこと
  • 発毛剤の目的は新たに髪の毛を生えさせること
  • 育毛剤と発毛剤の違いについて

    発毛剤

    育毛剤 発毛剤
    分類 医薬部外品 医療用医薬品
    目的 髪の毛の成長をサポート 新たに髪の毛を生えさせる
    使用法 頭皮全体に塗布 薄毛の部分に塗布もしくは内服
    副作用 頭皮のかゆみや赤みなど 男性機能の低下など
    価格 比較的安価 ある程度の費用が必要

    分類

    育毛剤は医薬部外品であるため、薬局やドラッグストアで購入することが可能です。

    一方、発毛剤は医療用医薬品であるため、原則として医師による処方が必要となります。

    目的

    育毛剤の目的は、現在生えている髪の毛を育む(はぐくむ)ことにあります。

    育毛剤を利用したからといって、みるみる髪の毛が生えてくるようなことはありません。

    発毛剤の目的はその名の通り発毛にあります。

    髪の毛の成長がストップしている毛穴に対してアプローチをおこない、新たに髪の毛を生えさせることが目的となっています。

    使用法

    育毛剤のほとんどは頭皮に塗布するという使い方をしますが、局所に塗布するというよりは、頭皮全体に塗布したうえで、指の腹などを用いてマッサージするという使用法が採られています。

    塗り薬タイプの発毛剤は、薄毛が見られる場所にのみ、決められた量を塗布するという使用法が原則となっています。

    たくさん塗布しても発毛効果が高くなるわけではありませんし、かえって副作用のリスクを高めるため注意が必要です。

    副作用

    育毛剤の多くは天然由来の成分から作られているため、副作用のリスクはそれほどありません。

    人によっては頭皮のかゆみや赤みが見られたり、アレルギー反応が出たりすることがあります。

    発毛剤の場合、勃起機能不全や射精障害といった男性機能の低下、心臓への負担を増す、肝機能障害のリスクを高めるなどの副作用がありますが、用法・用量を守って服用することで、そのようなリスクを下げることが可能です。

    価格

    育毛剤は比較的リーズナブルに購入することが可能です。

    通販の定期コースを利用することで、さらに安価で購入することが可能となっていることも多いです。

    発毛剤は医療用医薬品であるため、ある程度の費用が必要となります。

    育毛剤に含まれる成分について

    育毛剤には男性ホルモンにアプローチし、抜け毛を予防する目的で、ノコギリヤシを配合しているケースがあります。

    AGAの予防に効果的とされますが、エビデンス(医学的根拠)をともなうものではありません。

    女性の薄毛の場合、女性ホルモンの一種であるエストロゲンに似た働きを持つイソフラボンを配合し、更年期以降の薄毛を予防する目的で製造された育毛剤もあります。

    その他、頭皮環境を改善したり、血液の循環を促進したり、髪の毛の成長をサポートしたりする目的で、ビタミン類や亜鉛、海藻エキスなどを配合しているケースもあります。

    発毛剤に含まれる成分について

    厚生労働省によると、現在のところ発毛効果が認めらている成分はフィナステリド、デュタステリド、ミノキシジルの3つだけです。

    フィナステリドを配合した代表的な発毛剤が、AGA(男性型脱毛症)の治療薬としてよく知られるプロペシアです。

    デュタステリドにはフィナステリドよりも高い発毛効果が期待されており、薄毛に悩まされる方には明るい材料となっています。

    代表的な治療薬としては、ザガーロがよく知られています。

    ミノキシジルには血管を拡張し、血液の循環を促進する作用があります。

    フィナステリドやザガーロとは異なり、女性でも利用可能となっています。

    ザガーロの効果・副作用に関する記事はこちら

    育毛剤のメリットやデメリットについて

    育毛剤は現在生えている髪の毛の成長をサポートする目的で用いられます。

    では、育毛剤にはどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。

  • 発毛剤に比べると育毛剤は副作用のリスクが低い
  • 発毛剤に比べると発毛効果はあまり期待できない
  • 育毛剤のメリットについて

    育毛剤のメリットとしては、副作用のリスクが低いことが挙げられます。

    天然由来の成分から作られているため、内臓機能に悪影響をもたらすような副作用のリスクがありません。

    人によっては肌質に合わないことから、頭皮のかゆみや赤み、およびアレルギー反応などを示すことがありますが、おおむね安心して利用することが可能です。

    育毛剤のデメリットについて

    育毛剤のデメリットは、発毛効果がそれほど期待できないことです。

    薄毛の方の多くにヘアサイクルの乱れが見られますが、育毛剤にはヘアサイクルを正常化させるような働きが期待できません。

    あくまでも育毛剤は現在生えている髪の毛の成長をサポートするものであり、新たに髪の毛を生えさせるような働きは期待できません。

    育毛剤はAGAに効果なし?

    男性に見られる代表的な薄毛がAGAですが、結論から申し上げますと、育毛剤はAGAに対して効果がありません

    その理由について解説します。

  • 育毛剤は医薬部外品であり、治療薬ではない
  • AGAを改善するためにはクリニックでの治療が不可欠
  • 育毛剤は医薬部外品

    育毛剤は医薬部外品であり、その目的は頭皮の血行を促進したり、頭皮環境を整えたりすることにあります。

    ところが、AGAの原因は、DHT(ジヒドロテストステロン)によるヘアサイクルの乱れに起因しています。

    育毛剤を利用したからといって、DHTの産生を阻害したり、ヘアサイクルを整えたりすることは期待できません。

    そのため、AGAを改善することも期待できないのです。

    AGAの改善には治療薬が必要

    AGAの治療に用いられる治療薬には、DHTの産生を抑止するフィナステリドやデュタステリドが配合されています。

    逆に言うと、フィナステリドやデュタステリドを利用しない限り、AGAの進行を食い止めることはできないのです。

    男性に見られる薄毛の多くがAGAによって起こるため、AGAによる薄毛を改善するためには、専門のクリニックでの本格的な治療が欠かせません

    AGA治療薬の効果・副作用に関する記事はこちら

    本当に気になる方におすすめ|新宿メディカルクリニック

    男性に見られるAGAや女性の薄毛を改善したいのであれば、新宿メディカルクリニックの受診をおすすめします。

    新宿メディカルクリニックはいろいろな方法で薄毛の改善に取り組んでいます。

  • 投薬治療で発毛を促進
  • 発毛効果の高いメドジェット治療を採用
  • 専門医による的確なアドバイス
  • 投薬治療で発毛を促進

    薄毛がみられる場合、一般的には投薬治療をおこない、発毛を促すこととなります。

    皮膚科でも投薬治療をおこなっているのですが、当院では患者様1人1人の状態を確認し、オーダーメイドで治療薬を組み合わせ、処方をしていきます。

    メドジェット治療も併用

    メドジェット治療は最先端の発毛促進治療法で、頭皮下に髪の毛の成長因子(グロースファクター)を注入することで、多くの患者様に高い発毛効果を実感していただいています。

    従来の針を用いた治療法には痛みがともないましたが、当院のメドジェット治療は炭酸ガスの圧力でグロースファクターを注入するノンニードル治療であるため、痛みがほとんどないこともおすすめのポイントです。

    専門医によるアドバイスが受けられる

    皮膚科の医師は皮膚のトラブル全般に関する専門家ではありますが、AGAや女性の薄毛に特化しているわけではありません。

    新宿メディカルクリニックの医師はAGAや女性の薄毛に特化した医師であるため、薄毛を改善するための効果的なアドバイスをおこなうことが可能となっています。

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    まとめ

    薄毛を予防する目的で育毛剤を使用されている方もいらっしゃると思いますが、薄毛を発症する前であればいざ知らず、実際に薄毛を発症しているようであれば、ほとんど発毛効果は期待できないといえるでしょう。

    特に男性に見られる代表的な薄毛であるAGAの場合、有効な対策を講じないと薄毛が確実に進行してしまいます。

    AGAの進行を抑止するためには、DHTの産生を妨げる治療薬を服用することが肝心となります。

    新宿メディカルクリニックでは、フィナステリドやデュタステリドのジェネリックも利用しているため、比較的安価に治療を続けることが可能となっています。

    無料カウンセリングで費用に関するご質問や、頭皮や髪の毛に関するご不安も承っていますので、まずは電話かメールでご相談頂くことをおすすめします。

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