AGAは思春期以降の男性に見られる代表的な脱毛症です。
少しずつ薄毛が進行するという特徴を持ち、気が付いたらつむじの周りなどが薄くなっていたというケースも少なくありません。
AGAの診断は専門のクリニックで行う必要がありますが、自己診断(セルフチェック)をすることで、AGA発症の可能性を調べ、早期に治療することが可能です。
今回の記事では、AGAのセルフチェック方法や、AGA治療の必要性について詳しくご紹介しています。
— 目次 —
AGAとは
AGAは「Androgenetic Alopecia」の略で、日本では男性型脱毛症と呼ばれています。
男性に見られるもっともポピュラーな脱毛症です。
男性型脱毛症を発症した場合、主に次のような症状がみられます。
AGAを発症しているかどうか、正確に診断するためには病院やクリニックで診察を受けることが重要です。
ですが、セルフチェックを行うことによって、AGAを発症しているのか、判断する際の参考にすることが可能です。
今すぐAGAの自己診断をする
AGAの発症が疑われる方や、将来の薄毛を心配されている方は、今すぐAGAの自己診断(セルフチェック)をしてみましょう。
以下の項目をチェックすることで、AGAの発症リスクを判断する参考になります。
最近の抜け毛の量をチェック
抜け毛の本数を毎日チェックすることで、AGA発症の可能性を判断することができます。
通常、1日当たり50本から100本の抜け毛は誰にでも見られるものです。
ところが、毎日のように100本以上の抜け毛が認められ、それが長期間にわたって続くようであれば、AGAを発症している可能性があります。
シャンプーで抜け毛が増えた
抜け毛の量が増えているかどうかを確認する簡単な方法が、シャンプーをしたときに、排水溝に詰まる抜け毛の量をチェックするというものです。
以前と比べ、排水溝の掃除頻度が増えている場合は要注意です。
朝起きたら枕に抜け毛がかなりある
AGAの自己診断をする場合、朝起きた時の枕を確認することもおすすめです。
以前と比べて枕に付着している抜け毛が増えている場合、ちょっとした刺激で毛が抜けやすくなっている可能性があります。
その場合、AGAの発症によって、髪の毛の成長が妨げられていることも考えられます。
頭皮が痒かったりフケが出る
頭皮に痒みが見られたり、フケの量が増えていたりする場合、頭皮環境が悪化している可能性もあります。
特に男性の場合、黄色っぽくてジメジメとしたフケが出ていると、脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)を発症している可能性があります。
脂漏性皮膚炎は皮脂の分泌量が多い場所に見られる皮膚疾患で、AGAとも深く関わっていると考えられています。
見た目により薄毛が進んでいる
抜け毛の量が増えているか確認できない場合、髪の毛全体のボリュームを確認してみましょう。
鏡で見た時に、以前よりも髪の毛全体のボリュームが減少しているようであれば、AGAの発症によって髪の毛が細くなっていることも考えられます。
父母の家系にAGAの人がいる
AGAは体内の酵素である5α-リダクターゼが活発に働くことで、発症リスクが増します。
5α-リダクターゼの活発度は父型の遺伝子に左右されるため、父型の家系にAGAの方がいる場合、将来、AGAを発症する可能性があるといえます。
また、AGAはアンドロゲンレセプターと呼ばれる、男性ホルモン受容器の感受性によっても発症リスクを左右されます。
男性ホルモン受容器の感受性つまり、受容体の量は、母親から受け継いだ遺伝子によって決まるため、母型の家系にAGAの方がいる場合、AGAを発症する可能性があります。
いわゆる隔世遺伝がそのケースにあたります。
当てはまった方はAGAの危険性が高い
上記のチェック項目に1つでも当てはまった場合、AGAを発症している可能性が高いと言えます。
AGAにはほかの脱毛症と異なる特徴があるため、発症が疑われる場合、早期に治療を開始することが重要です。
まずは専門のクリニックを受診することが治療の第一歩になります。
必ず行うべき対処法
まずはクリニック受診する
AGAの発症が疑われる場合、まずは薄毛治療専門のクリニックを受診することがおすすめです。
AGAの治療自体は、美容外科や形成外科、皮膚科などでも行っています。
ですが、美容外科や形成外科、皮膚科などでは投薬治療のみを行うことが一般的です。
一方、薄毛治療専門のクリニックでは、投薬治療以外にも様々な治療法を組み合わせ、1人1人に合った治療法の提供を行っています。
最近は病院、クリニックにも様々な専門外来ができていることをご存知の方もいらっしゃることでしょう。
例えば、便秘であればかつては消化器内科や胃腸科外科を受診することが一般的でした。
ところが、最近では便秘外来があり、便秘の治療に特化した医師によって、効率よく便秘を改善することが可能となってきています。
薄毛治療専門のクリニックには、薄毛の治療に特化した医師が在籍しており、薄毛が起こる根本的な原因を解明し、最適な薄毛治療を提供することが可能となっています。
早期治療が鍵を握る
AGAを改善したいのであれば、なんといっても早期治療が鍵を握ります。
というのも、AGAはほかの脱毛症とは異なり、進行型という厄介な特徴を持つからです。
その他の脱毛症の場合、生活習慣を改善したり、ヘアケアの方法を見直したりすることで、自然と改善する可能性があります。
ところが、AGAの場合は治療を行わない限り、薄毛が徐々に進行してしまいます。
AGAには進行型という特徴のほかに、思春期以降に発症するという特徴もあります。
つまり、思春期を終える10代の後半に発症する可能性もあるわけです。
ただ、毛髪量がそもそも多い若い方の場合、AGAを発症していても気が付かない可能性もあります。
だからこそAGAのセルフチェックを行うことが重要なのです。
まだ髪の毛がたくさんある若い内にAGA治療を開始することで、AGAの進行をできる限り遅らせ、将来の薄毛を予防することに繋がります。
新宿メディカルクリニックのAGA診断や治療法について
新宿メディカルクリニックでは、男性のAGAや女性の薄毛の治療を行っています。
そこで、AGAの診断法や治療にかかる費用、ご相談方法などをご紹介します。
AGA診断について
AGAを発症しているかどうかは、専門医による視診で判断することがほぼ可能です。
ですが、頭皮の状態などを詳しく確認するため、ファイバースコープを用いた検査も追加で行い、より詳細な状態確認をします。
また、治療薬が有効であるかどうかを判断したり、副作用のリスクを確認したりするため、血液検査も行っています。
それによって、安全で効果的な治療を行うことが可能となります。
AGA治療の方法や費用について
新宿メディカルクリニックでは、投薬治療や注入療法(メドジェット治療)、成長因子育毛剤などを利用し、薄毛の改善にあたっています。
費用の目安は次の通りとなっています。
治療薬・治療法 | 1ケ月あたりの治療費 |
---|---|
プロペシア(国内正規品) | 8,932円(税込) |
プロペシア(ジェネリック) | 4,620円(税込) |
ザガーロ | 12,012円(税込) |
ザガーロジェネリック(デュタステリド錠) | 7,700円(税込) |
ミノキシジル | 6,160円(税込) |
注入療法(メドジェット治療) | 19,008円~(税込) |
成長因子育毛剤 | 22,000円(税込) |
オリジナルサプリメント | 8,250円(税込) |
プロペシア
プロペシアの有効成分であるフィナステリドには、AGAの原因となる5α-リダクターゼの働きを阻害する効果があります。
ザガーロ
ザガーロにはプロペシアよりも高い発毛効果が期待されています。
ミノキシジル
ミノキシジルには血管を拡張し、頭皮の血液循環を促進する効果があります。
それによって、発毛効果を高めることが可能となっています。
また、ミノキシジルとプロペシア、もしくはザガーロを併用することで、さらに発毛効果を高めることが期待できます。
メドジェット治療
頭皮下に直接、髪の毛が成長するために必要な因子(グロースファクター)を注入する治療法です。
一般的に投薬治療の効果が実感できるまでにはおよそ半年が必要となりますが、メドジェット治療の場合、3ヶ月ほどで効果を実感される方が多いです。
成長因子育毛剤
当院オリジナルの成長因子育毛剤には、メドジェット治療に用いているものと同じグロースファクターが含まれています。
そのため、セルフケアによって、メドジェット治療と同様の効果を自宅でも得ることが可能となっています。
ご相談方法
当院ではフリーダイヤル(無料)で治療に関するご質問や、費用に関するご相談などを承っております。
また、メールでのお問い合わせは24時間承っております。
こちらから無理に治療をおすすめすることは一切ありませんので、まずはお気軽にご相談ください。
まとめ
気付かぬ内に進行する脱毛症であるAGAは、発症していることに早く気付くことが治療の一歩です。
治療開始が遅れれば遅れるほど、回復に時間がかかりますし、将来の薄毛のリスクが増すことにも繋がりかねません。
AGAは遺伝が原因となって発症することも多いのですが、その他にも誤ったヘアケアや不規則な生活習慣、ストレスなどが原因となって発症リスクを増します。
そのため、日ごろから抜け毛の状態や頭皮の状態をチェックしておくことも重要です。
もしご自身では判断が難しいようでしたら、まずは当院の無料カウンセリングをご利用ください。
AGAの発症が疑われる場合、お一人おひとりに合った治療プランを提案させて頂きます。