女性の薄毛の原因について

女性の薄毛はFAGA(女性男性型脱毛症)と言われています。
男性型脱毛症であるAGAは、男性ホルモンであるテストステロンが、5αリダクターゼという酵素によってDHT(ジヒドロテストステロン)に変換することによって起こります。
FAGAについては、加齢などにより女性ホルモンが減ることで、相対的に体内の男性ホルモンが増えることで起こります。
このように、男性ホルモンの増加によって起こるAGAに対し、FAGAは女性ホルモンの減少によって起こるのです。

女性の脱毛症の種類について

女性の脱毛症はAGAとは薄毛のタイプが異なりますが、ヘアサイクルが乱されることによって起こるということは同じです。

どのような脱毛症があるのかを紹介します。

牽引性脱毛症

牽引性脱毛症とは、髪の毛を引っ張ったりスリことによって起こる脱毛症です。
毎日分け目が同じだったり、髪を縛ることによって毛髪が引っ張られることにより、頭頂部や生え際の毛髪が薄くなるといったものです。

分娩後脱毛症

分娩後脱毛症は、妊娠中から出産後にかけてホルモンバランスが乱れることで、一時的に抜け毛が増える脱毛症です。
通常は半年から一年くらいで回復しますが、高齢出産などの体に負担のかかる出産の場合は、回復に時間がかかる可能性があります。

脂漏性脱毛症

脂漏性脱毛症とは、脂漏性皮膚炎によって起こる脱毛症です。
脂漏性皮膚炎は、皮脂の過剰分泌により起こる皮膚炎です。
これにより脱毛が起こるものを脂漏性脱毛症と言います。
これはAGAなどとは全く違う疾患なので、早めに医師の察を受けることを強く勧めます。

粃糠性脱毛症

粃糠性脱毛症とは、頭全体にフケが出て抜け毛が増える脱毛症です。
この脱毛症は、頭皮が炎症を起こすことで起こります。
フケによって毛根が閉じてしまうことで、脱毛が起こるといった流れです。

女性の薄毛の治療について

成長因子注入療法とホームケア

そもそも髪の毛は、毛母細胞が成長因子を受け取ることで細胞分裂することで成長します。
そこで、当院では、成長因子を注入する毛髪治療を行なっています。
当院の成長因子注入療法は、発毛を促すだけでなく、成長因子を頭皮に直接注入するため、細胞分裂を活性化します。
それにより、コシのある髪の毛の際発毛が行われ、根元からしっかりと太い髪の毛が発毛します。
また、この成長因子注入療法と並行して、育毛剤やスカルプシャンプーなどでホームケアを行い、頭皮環境を整えることが大切です。

ノンニードル注入療法

当院では、発毛メソセラピー療法の新しい形である、「ノンニードル注入療法」を取り入れています。
発毛メソセラピーとは、有効成分を直接頭皮から注入する治療法であり、投薬治療よりも効果が出やすく、副作用が少ないというメリットがあります。
また、他のクリニックが行なっているような従来の発毛メソセラピー治療では、注射針を頭皮に刺し、直接有効成分を注入するため、強い痛みが伴います。
それに対して当院が行なっているノンニードル注入療法は、炭酸ガスのジェット噴射により、蚊の針よりも小さな穴から頭皮に直接有効成分を注入するため、痛みが伴わないというメリットがあります。