AGAの治療期間について解説|いつまで続けるべき?効果が表れるまでの期間

2021.03.19 更新
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AGAは男性にみられる薄毛の代表的なもので、徐々に進行することが特徴です。

だんだんと薄毛の範囲が広がっていくと、治療効果がいつ表れるのか心配になることもあることでしょう。

では、AGAの治療を開始してから、どれくらいで効果が表れるのでしょうか。

また、AGAの治療期間はいつまで続くのでしょうか。

治療を中断した場合のリスクと併せて解説します。

— 目次 —

AGA治療の効果が表れるまでの期間

  • AGA治療の効果が実感できるのは一般的に6ヶ月頃からとされている
  • 早い人の場合は3ヶ月頃に発毛効果を実感できるケースもある
  • 6ヶ月頃になると新たに生えてきた産毛が目立つようになってくる
  • 人によっては初期脱毛を起こすこともある
  • 約6ヶ月で効果が実感出来ると言われている

    AGAの治療効果が実感できるのは、治療を開始してからおよそ6ヶ月頃とされています。

    ただ、早い人の場合、3ケ月頃から治療効果を実感される方もいらっしゃいます。

    なぜ治療効果が表れるまでに時間がかかるかというと、髪の毛が再び生えるためには、ヘアサイクルを整える必要があるからです。

    ヘアサイクルとは髪の毛が生えてから抜け落ちるまでの周期を意味し、通常は2年から6年かけてサイクルするとされています。

    ところが、AGAを発症するとこのサイクルが短縮され、早い時期に髪の毛が抜け落ちてしまうのです。

    そして、そのような毛根が増えることによって、徐々に薄毛が進行するのです。

    ヘアサイクルのほとんどを占めるのが髪の毛の成長期で、成長期を終えた髪の毛はやがて退後期、そして休止期を迎えます。

    ヘアサイクルが正常であれば、休止期を迎えるころには、新しい髪の毛が下から生えてきており、その髪の毛に押し出されるようにして、古くなった髪の毛が抜け落ちるわけです。

    ところが、ヘアサイクルが短縮した場合、髪の毛が抜け落ちてもすぐには新しい髪の毛が生えてきません。

    AGAとは、そのような毛穴が増えることによって進行するのです。

    AGAの治療を開始すると、この乱れたヘアサイクルが徐々に正常化します。

    そして、ヘアサイクルの正常化した毛穴が増えることで、徐々に薄毛が改善していくわけです。

    そのため、治療を開始したからといって、すぐに髪の毛が生えてくるわけではないのです。

    約6ヶ月で現れる効果とは

    産毛が生えてくる

    AGAの治療を開始してから6ケ月ほど経過すると、細くて柔らかい髪の毛が徐々に生えてきます。

    そして、治療を継続することでそのような産毛が強く、太く成長することとなるのです。

    初期脱毛がみられることも

    人によっては発毛効果を実感する前に、初期脱毛を経験される方もいらっしゃいます。

    初期脱毛とはその名の通り、AGA治療をはじめてしばらく経ったときに、一時的に抜け毛の量が増えることを意味します。

    せっかく治療を開始したのに抜け毛が増えると不安になると思いますが、実は、初期脱毛は発毛効果の裏返しでもあります。

    AGA治療によって頭皮下で新しい髪の毛が育つことにより、古くなった髪の毛が押し出され、一時的に抜け毛の量が増えるわけです。

    逆に言うと、ヘアサイクルが正常化している過程でもあるのです。

    短期間でAGA治療の効果を実感したい…方法はある?

  • 内服薬と外用薬を併用することで発毛効果アップが期待できる
  • 注入療法をおこなうことで発毛効果を短期間で実感することが期待できる
  • 治療だけでなく生活習慣の見直しも重要
  • AGAを発症した場合、治療を開始したからといってすぐに発毛効果が表れるわけではありません。

    ただ、少しでも早く発毛効果を実感したいということは、薄毛に悩まされている方にとって共通の願いだと思います。

    そこで、短期間でAGA治療の効果が実感できる方法をご紹介します。

    内服薬と外用薬を併用する

    AGAの治療は一般的に投薬治療がメインとなっています。

    プロペシアやザガーロといった内服薬を服用することで、抜け毛の原因となる有害なサイトカインの産生を抑止し、ヘアサイクルを正常化していくわけです。

    AGA治療に効果がある成分として、日本ではプロペシアの有効成分であるフィナステリド、ザガーロの有効成分であるデュタステリド、そしてミノキシジルの3つだけが厚生労働省によって認可されています。

    フィナステリドとデュタステリドは内服薬に用いられ、ミノキシジルは外用薬に用いられています。

    ミノキシジルには血行を促進する作用があるため、プロペシアおよびザガーロと、ミノキシジルを併用することで、発毛効果を早く実感することが期待できます。

    AGA治療薬の効果・副作用に関する記事はこちら

    注入療法を合わせておこなう

    皮膚科や形成外科では投薬治療によるAGAの改善が主流となっていますが、当院のような薄毛治療専門のクリニックでは、注入療法(毛髪再生メソセラピー)もおこなっています。

    頭皮下に直接的に髪の毛の成長因子(グロースファクター)を注入することで、投薬治療よりも短期間で発毛効果が実感できます。

    ただ、投薬治療ほどの継続力はないため、投薬治療と並行しておこなうことがおすすめです。

    生活習慣を見直す

    AGAの治療効果を早く実感したいのであれば、生活習慣を見直すことも重要です。

    薬さえ服用していれば、何も気を付けなくてもよいというわけではありません。

    AGAの多くは遺伝によって起こりますが、栄養不足や血行不良、ストレス、睡眠不足、疲労、誤ったヘアケアなどにより、症状の進行を早めてしまうリスクがあります。

    髪の毛が健康に成長するためにも、ビタミンやミネラルをしっかりと摂取し、適度に身体を動かしストレスを発散し、血行を促進することが重要です。

    また、身体の回復力を高めるためにも、質の良い睡眠をとり、疲労を残さないことが欠かせません。

    ある意味では生活習慣病の予防が、発毛環境の改善につながると言えそうです。

    AGA発症から期間が空くと効果実感まで時間がかかる

  • 薄毛の範囲が広がってしまうとその分だけ効果を実感するまでの時間を要する
  • AGAの治療が遅れると死滅する毛根が増えてしまう
  • 死滅してしまった毛根からは二度と髪の毛が生えてこない
  • AGAは徐々に進行するタイプの脱毛症なのですが、発症から時間がたてば経つほど、発毛効果を実感するまでに時間がかかってしまいます。

    その理由としては、次のようなことがあげられます。

    薄毛の範囲が広がるとその分だけ効果を実感するまで時間を要する

    AGAの発症から時間がたつと、単純に薄毛の範囲が広がってしまいます。

    そうなると、治療を開始しても、発毛効果が実感できるまでに時間を要することとなります。

    治療の開始が遅れると死滅する毛根が増える

    AGAは成長期が短縮し、休止期に入った毛穴が増えることで、症状が進行します。

    そして、休止期状態が長く続いた毛穴は、その分だけ死滅してしまう可能性が高くなります。

    残念ながら、死滅してしまった毛穴からは二度と髪の毛が生えてきません

    そうならないためにも、早い段階で治療を開始することが重要なのです。

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    自分で出来る薄毛改善方法に関する記事はこちら

    AGA治療はいつまで続けるべきなの?

  • 原則としてAGAが完治することはない
  • 治療をやめると治療をしなかった場合の毛量に戻る
  • 毛髪の状態に応じて減薬することは可能
  • AGAは思春期以降にみられる進行型の脱毛症です。

    では、いつまで治療を続ければよいのでしょうか

    AGAが完治することはない

    原則としてAGAには完治という概念がありません。

    日本皮膚科学会によると、AGAは思春期以降に見られ、徐々に進行する脱毛症と定義されています。

    つまり、AGAを発症して何ら対策を講じないと薄毛は確実に進行しますし、治療をやめると、薄毛の進行が再開することとなります。

    治療をやめると治療をしなかった場合の毛量に戻る

    AGAは不可逆性の脱毛症としても知られています。

    例えば、30歳でAGAの治療を開始し、40歳で治療をやめたとします。

    その場合、治療を開始した時点(30歳の時点)の毛量に戻るわけではなく、治療をしなかった場合に40歳を迎えると、これくらいの毛量になっていたであろうという状態になるのです。

    つまり、AGAの治療を急にやめた場合、驚くほど抜け毛の量が増えることとなるのです。

    不可逆性と言うと少しややこしいのですが、大事なことなのでしっかり覚えておいてください。

    毛髪の状態に応じて治療薬の量をコントロールする

    AGAは進行型の脱毛症であるため、治療をやめると元の木阿弥になってしまうということでした。

    では、一生に渡って治療薬の服用を続けなければいけないのでしょうか。

    基本的にAGA治療をやめると再び薄毛の進行が始まってしまうため、治療薬の服用は必要となります。

    ただ、毛髪の状態に応じて、治療薬の量をコントロールすることは可能です。

    先述したように、日本ではAGA治療の内服薬としてプロペシアおよびザガーロが認可されています。

    プロペシアもザガーロも男性ホルモンのバランスに干渉し、抜け毛を予防し、発毛を促す作用があります。

    プロペシアよりも遅れて開発されたザガーロは、プロペシアよりも高い発毛効果があることで知られています。

    ただ、その分だけ副作用のリスクが増すことも事実です。

    そのため、ザガーロの服用によってある程度の毛量にまで回復したら、プロペシアに切り替えて毛量を維持するという方法もあります。

    それによって、副作用のリスクを低減させることが期待できます。

    また、育毛剤やサプリメントを利用し、生活習慣を見直すことで、薄毛の進行を抑制する方法もあります。

    AGAの多くは遺伝が原因となって起こりますが、その他の要因と複雑に絡み合って発症および進行することがほとんどです。

    そのため、1人1人に合った対処法を講じることが重要と言えます。

    まとめ

    AGAには進行型という厄介な特徴があるため、いったん発症してしまったら、生涯にわたってヘアサイクルをコントロールすることが重要となります。

    そのための代表的な手段が投薬治療ですが、効果を実感するまでに6ケ月程度かかるため、早く効果を実感したい方には外用薬や注入療法の併用がおすすめです。

    新宿メディカルクリニックでは、患者様のご予算に応じた治療法の組み合わせを提案していますので、薄毛が気になる方はまず、無料カウンセリングでなんでもご相談ください。

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