AGAは治る・完治するのか?有効な治療方法について徹底解説

2021.08.04 更新
カテゴリ:
関連タグ:

AGAは治る?AGAの治療法や改善の程度について

AGAは男性型脱毛症とも呼ばれており、男性に見られる代表的な薄毛として知られています。

AGAは病院やクリニックで治療することが可能な時代となっていますが、どの程度の期間、治療を続ける必要があるのでしょうか。

また、治療をやめた場合、元に戻ってしまうリスクはないのでしょうか。

今回の記事では、AGAの治療方法や、治療の必要性、いつまで治療を続ければよいのかなどについて解説しています。

— 目次 —

AGAとは?

AGAは「Androgenetic Alopecia」の頭文字をとったもので、日本では男性型脱毛症と呼ばれています。

体内の酵素の一種、5α-リダクターゼが活発に働くことで、抜け毛のリスクが増すと考えられています。

AGAを発症した場合、特徴的な抜け毛が見られることとなります。

  • AGAは男性に見られる代表的な薄毛である男性型脱毛症のことを意味する
  • 5α-リダクターゼの働きによって抜け毛のリスクが増す
  • AGAを発症するとO字ハゲやM字ハゲ、U字ハゲのリスクが増す
  • O字型

    AGAに特徴的な抜け毛の1つが、つむじの周辺がアルファベットの「O」のように薄くなるという点です。

    AGAの原因となる5α-リダクターゼは頭頂部に多く分布していることから、このような抜け方が見られることとなります。

    M字型

    M字型の抜け毛もAGAに特徴的です。

    額の両側から生え際の後退が始まり、進行にともなって見た目がアルファベットの「M」のようになってきます。

    やはり5α-リダクターゼが前頭部に多く分布していることから、このような薄毛になると考えられています。

    U字型

    O字型に髪の毛が抜けた部分と、額の後退した部分が合わさると、U字型の広い範囲に薄毛が見られることとなります。

    上から見た時にアルファベットの「U」のような形をしていることから、U字ハゲと呼ばれることもあります。

    AGA治療によりどこまで回復できるのか

  • AGA治療を早期に開始することで、年齢相応の毛髪量に回復させることが期待できる
  • 厳密にいうとAGAが完治することはない
  • AGA治療による回復度合いは、年齢や薄毛の進行の程度によって個人差がある
  • AGAは幸いなことに、現在では病院や専門のクリニックで治療することが可能な時代となっています。

    適切な治療を施すことによって、AGAによる薄毛を回復させることが期待できます。

    AGAは完治するのか

    AGAが完治できるのかどうかについて聞かれた場合、厳密に答えるとするなら、残念ながら答えは「ノー」です。

    完治の定義を「治療を終えても、病気の症状が消失した状態を続けられる」とするのであれば、AGAが完治することは医学的にあり得ません。

    後述しますが、AGAには進行性という特徴があるため、治療をやめると再び症状の進行が再開することとなります。

    この点が、その他の脱毛症と比べた場合に、AGAが厄介とされる点です。

    一方、完治の定義を「薄毛に悩まされる以前の毛髪量にまで回復させる」とするのであれば、完治することが期待できると言えるかもしれません。

    AGA治療でどの程度生えるのか

    AGAの治療をすることで、どの程度、髪の毛が生えてくるのかについては、個人差があるとしか言いようがありません。

    なぜなら、どの程度の毛穴が生きているのか、人それぞれだからです。

    日本皮膚科学会が策定する「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン」によると、AGA(男性型脱毛症)は、思春期以降に発症する脱毛症と定義されています。

    薄毛やハゲというと、壮年期や中年期以降に見られるようなイメージがあるかもしれませんが、AGAに関しては、思春期を終える10代後半に発症する可能性もあるのです。

    ただ、10代後半でAGAを発症したとしても、まだ若いうちは身体の回復力が高いですし、生きている毛穴の数も多いので、年齢相応の毛髪量にまで回復させることが期待できます。

    ところが、ある程度AGAによる薄毛の範囲が広がってしまった場合、毛根自体が死んでいる可能性もあります。

    いったん活動を終えた毛根からは、二度と髪の毛が生えてくることはありません。

    そのため、AGA治療の効果も若い方と比べた場合、限局的とならざるを得ません。

    AGAの原因や要因に関する記事はこちら

    AGAは完治しない?

  • AGAは進行型の脱毛症であるため、完治という概念がない
  • 早めに治療を開始することで、年齢相応の毛髪量に回復させることは期待できる
  • AGAの治療をいつまで続けるのかは患者様ご本人次第である
  • 先述したように、厳密な意味でAGAが完治することはありません。

    では、AGAはその他の脱毛症と異なり、どのような理由があって完治しないのでしょうか。

    また、完治しないのであれば、いつまで治療を続ければよいのでしょうか。

    AGAは進行性の疾患

    先ほどご紹介した男性型および女性型脱毛症診療ガイドラインによると、AGAには思春期以降に発症する以外に、進行性の脱毛症という定義もあります。

    つまり、AGAは発症したが最後、二度と元に戻るということはありません。

    そのため、早期に治療を開始することが重要なのです。

    早めに治療を開始することで、年齢相応の毛髪量へと回復させることが期待できます。

    いつまで続ければいいのか

    「AGAが完治しないのであれば、いつまで治療を続ければいいのでしょうか?」というご質問はよく聞かれます。

    結論から申し上げますと、治療をいつまで続けるのかは、患者様ご本人次第と申し上げるほかありません。

    薄毛に対する考え方は人それぞれで、「絶対に薄毛になりたくない、ハゲの自分など想像もしたくない」という方もいらっしゃれば、「若いうちにハゲることは避けたいけど、年齢とともに薄毛になることは仕方がない」という方もいらっしゃいます。

    ある意味、薄毛との付き合い方はその人の人生に関わるものです。

    そのため、絶対に薄毛になりたくないのであれば、薄毛の進行をできるだけ遅らせるべく、治療を続けることが重要となります。

    一方、現状維持を目的とするのであれば、少しずつ治療薬を弱いものにして、投与量も減らしていくことが可能です。

    ある程度の回復が見られ、後は自然の流れに任せるというのであれば、治療をやめることも可能です。

    そのあたりに関しては、専門医と相談して決めていくことがおすすめです。

    AGAの自己診断に関する記事はこちら

    AGAの治療法について

    AGAは適切に治療することによって、髪の毛の量を増やしたり、症状の進行を遅らせたりすることが可能です。

    では、実際にどのような方法でAGAの症状を改善していくのでしょうか。

  • AGAの治療薬としてはプロペシアやザガーロがよく知られている
  • ミノキシジル外用薬は薬局でも入手することが可能である
  • 安全に効率よく薄毛を改善したいのであればクリニックを受診することがおすすめ
  • 内服薬

    AGA治療は、基本的に内服薬を服用することが一般的となっています。

    AGAの治療薬としては、プロペシアやザガーロがよく知られています。

    プロペシアには有効成分としてフィナステリドが含まれており、AGAの原因となる5α-リダクターゼの働きを阻害し、抜け毛を予防する効果が期待されています。

    どちらかというと、現状維持を目的として用いられています。

    ザガーロには有効成分としてデュタステリドが配合されており、プロペシアよりも高い発毛効果が期待されていることから、より積極的に発毛効果を得たい場合に利用されます。

    プロペシアに関しては国内での特許期間が過ぎているため、各製薬会社から後発医薬品(ジェネリック)が販売されているほか、海外製のジェネリック(フィンペシアなど)も個人輸入代理店から購入することが可能です。

    ただし、自己判断でAGA治療薬を服用した場合、副作用が起こったとしても、国による救済措置が受けられません。

    安全にAGAを改善するためにも、原則として医師の処方を受けることがおすすめです。

    外用薬

    AGA治療の外用薬(塗り薬)としては、ミノキシジル外用薬がよく知られています。

    ミノキシジルはフィナステリド、デュタステリドと同様、厚生労働省によってその発毛効果が正式に認可されています。

    ミノキシジルには血管を拡張し、血液の循環を良くする働きがあるほか、発毛シグナルを促すことも期待されています。

    また、プロペシアやザガーロとは異なり、女性であっても使用可能となっています。

    ミノキシジルにも内服薬(ミノキシジルタブレット)があるのです、副作用のリスクがあるため、正式には認可されていません。

    ですが、外用薬よりも発毛効果が高いことから、専門医の監督の元、慎重に用いられるケースもあります。

    クリニック受診

    AGAを根本的に改善するためには、専門のクリニックを受診することがおすすめです。

    というのも、AGAは様々な原因が複雑に絡み合った結果として発症するからです。

    そのため、まずはなぜ抜け毛が起こっているのか、原因を突き止めることが重要です。

    クリニックにはAGAに特化した医師が在籍しているため、最適な治療を選択することが期待できます。

    AGAの初期症状に関する記事はこちら

    AGAを治したい方におすすめのクリニック

    AGAを根本から改善したいのであれば、AGA治療に特化したクリニックを選択することがおすすめです。

    では、なぜ専門のクリニックを受診することがおすすめなのでしょうか。

  • 専門のクリニックはAGAの治療に特化している
  • 投薬治療以外の治療や日常生活におけるアドバイスも受けられる
  • 新宿メディカルクリニックでは最先端のメドジェット治療も行っている
  • AGAの治療自体は皮膚科でも行っていますが、皮膚科が皮膚疾患一般に対する専門科であるのに対し、AGAクリニックはAGA治療に特化しています。

    また、皮膚科では投薬治療によってAGAの改善にあたっていますが、AGA治療専門のクリニックでは、投薬治療以外にもメソセラピーなどの治療を行っているほか、日常的に行える予防法などに関するアドバイスも受けられます。

    AGA治療にかかる費用に関する記事はこちら

    新宿メディカルクリニックがおすすめ

    新宿メディカルクリニックでは、投薬治療以外にも最先端医療であるメドジェット治療という注入療法を行っています。

    頭皮下にグロースファクター(髪の毛の成長に必要な因子)を直接的に注入することで、発毛効果を早く実感できることがメリットとなっています。

    また、メドジェット治療に用いている成分をそのまま配合した育毛剤も販売しており、自宅に居ながらにしてクリニックでの治療と同じ発毛効果を得ることが期待できます。

    まとめ

    AGAには進行型という厄介な特徴があるため、なるべく早めに治療を開始することが重要です。

    若いときに治療を開始した方が、ふさふさの状態を長い期間、保つことが期待できます。

    治療をいつまで続けるのかはご本人次第ですが、新宿メディカルクリニックでは、AGA治療に特化した医師が患者様のお悩みの寄り添い、お一人おひとりに最適の治療プランをご提案しています。

    AGAを完治させることはできませんが、年齢に応じた毛髪量を維持し、薄毛のお悩みを解消することは期待できます。

    無料カウンセリングも行っておりますので、薄毛に関するご相談やお悩みなど、なんでもお気軽にご相談ください。

    お問い合わせ
    ↓無料でカウンセラーに相談↓

    この記事に関連する記事