頭皮の血流を促進して薄毛を予防する方法について

2021.10.02 更新
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「最近、髪の毛のボリュームが減少してきた気がする」「髪の毛をセットしてもすぐにペタンと寝てしまう」…このような現象がみられる場合、もしかしたら血行不良が起こっているのかもしれません。

特に首や肩が凝っている方や、顔がむくんでいる方の場合、血行不良によって薄毛が進行する可能性もあります。

では、なぜ血行不良が起こるのでしょうか。

薄毛を予防する方法と合わせてご紹介します。

— 目次 —

頭皮の血行が悪いと起きる症状について

始めに、頭皮の血行が悪い場合に起こりうる症状をみていきましょう。

血液は全身に栄養と酸素を運んでいるため、血行不良に陥ると次のようなリスクが高くなります。

  • 抜け毛や薄毛のリスクが増す
  • 老化が進行する
  • 肩こりや首こりのリスクが増す
  • では、それぞれについて詳しく解説します。

    抜け毛や薄毛の原因になる

    頭皮の血行が悪いと、抜け毛や薄毛のリスクが増します。

    では、どのような理由によって、抜け毛や薄毛のリスクが増すのでしょうか。

    血液量の減少により栄養が減る

    頭皮へと送られる血流量が減少すると、栄養不足によって抜け毛や薄毛のリスクが高くなります。

    なぜなら、血液が髪の毛の成長に必要な栄養を頭皮へと送り届けているからです。

    もともと頭皮には細い血管(毛細血管)がたくさん集まっているのですが、髪の毛は毛母細胞が毛細血管から栄養を受け取ることで成長します。

    頸動脈などと比べて流れが弱い毛細血管なので、血液の流入量が減少すると、たちまち栄養不足状態に陥ってしまいます。

    その結果、髪の毛を成長させるための栄養が不足し、抜け毛や薄毛のリスクが増してしまうのです。

    ヘアサイクルの乱れ

    頭皮へ送られる血液量が減少すると、ヘアサイクルにも乱れが生じやすくなります。

    ヘアサイクルは髪の毛が新たに作られてから抜け落ちるまでの周期のことで、生涯に20回ほどのヘアサイクルが起こると考えられています。

    ヘアサイクルは髪の毛の「成長期」「退行期」「休止期」に分かれており、その大部分を髪の毛の成長期が占めています。

    ヘアサイクルはおよそ2年から7年周期となっており、髪の毛1本1本につき異なったヘアサイクルがあります。

    ヘアサイクルが正常にめぐるためには、髪の毛が十分に栄養を受け取る必要があります。

    ところが、血行不良によって髪の毛を成長させるための栄養が不足すると、髪の毛の成長期が短縮され、早く抜け落ちることとなります。

    そうなると、ヘアサイクルの周期も短くなります。

    その結果、生涯に20度しかないヘアサイクルが早く終わってしまい、薄毛のリスクが増してしまうのです。

    老廃物の増加

    血液は全身に酸素と栄養を送り届けますが、その後、細胞から老廃物や二酸化炭素を受け取って肺や心臓へと戻ります。

    ところが、血行不良が起こると、老廃物を体外に排出しにくくなり、体内の老廃物が増加することとなります。

    老化が進む

    頭皮への血流が阻害されると、老化が進むことにも繋がります。

    特に顔の状態に変化が見られやすくなります。

    くすみやクマができる

    気温が低いときにプールに入ると、唇が紫色になることをご存知だと思います。

    また、元気がない様子を「顔色が悪い」ということもあります。

    なぜそのようなことが起こるかというと、顔に送られる血液の量が減少するからです。

    その結果、顔のくすみや目の下のクマができやすくなります。

    シワの増加

    頭皮への血行不良が起こっている場合、顔の表情を作る筋肉(表情筋)に、筋緊張を起こしているケースがしばしば見受けられます。

    顔の筋肉を柔軟に使えていないと、顔のシワが増加するリスクを増します。

    たるみができる

    頭皮や顔に送られる血液の量が減少すると、老廃物を体外に排出する作用が衰え、顔のむくみを生じることとなります。

    そして、顔のむくみが慢性化することで、顔にたるみができる結果となります。

    肩こりや首が凝る

    頭皮へと送られる血液の量が減少すると、肩や首が凝りやすくなります。

    肩や首が凝ると、硬くなった筋肉によって血管が圧迫され、さらに頭皮への血流を阻害するという悪循環に陥ります。

    頭皮ケアの効果に関する記事はこちら

    頭皮の血流が悪くなる原因とは

    頭皮の血流が悪くなる原因としては、大きく分けて次の3つが挙げられます。

  • 生活習慣
  • 髪型
  • 乾燥
  • 生活習慣

    頭皮の血流が悪くなる原因としては、日常の生活習慣が挙げられます。

    では、どのような生活習慣によって、血行が悪くなるのでしょうか。

    運動不足

    頭皮の血流が悪くなる生活習慣の1つが運動不足です。

    なぜ運動不足によって血行が悪くなるかというと、全身の筋力が低下するからです。

    筋肉には関節を動かしたり、体温を発したりする以外にも、血液の流れをサポートする働きがあります。

    その働きのことを筋ポンプと呼んでいます。

    血液は心臓によって全身の隅々にまで送られますが、全身に送られた筋肉を心臓へと送り返すのは、筋ポンプによる筋肉の収縮作用なのです。

    ふくらはぎが第2の心臓と呼ばれるのも、心臓からもっとも離れた場所にあり、重力に逆らって上方へ血液を送らなければならないからです。

    そのため、運動不足によって筋力が低下すると、頭皮はもちろん、全身の血行が悪くなってしまうのです。

    座っている時間が長い

    座っている時間が長いことも、頭皮への血流を悪くする要因となります。

    特にデスクワークをしていると、頭皮への血流を悪くするリスクが増します。

    なぜなら、長時間に渡ってデスクワークをしていると、どうしても姿勢が悪くなってしまうからです。

    姿勢が悪くなると頭の重さを支えるために首や肩の筋肉にかかる負荷が増大します。

    その結果、首凝りや肩凝りを招くわけです。

    そして、凝りによって硬くなった筋肉が血管を圧迫することで、頭皮へ送られる血液の量が減少するのです。

    睡眠不足

    頭皮への血流を悪くする生活習慣としては、睡眠不足も挙げられます。

    私たちの身体は寝ている間に回復するのですが、睡眠時間が減少すれば、それだけ身体の疲労が残ることとなり、血行不良のリスクが増します。

    また、睡眠不足状態が続くと、自律神経のバランスが乱されます。

    日本人の場合は自律神経のバランスが乱れると、交感神経優位に傾く傾向が見られます。

    交感神経が優位になると、血管が収縮するため、ますます血液の循環が悪くなります。

    髪型

    髪型によって頭皮の血流が悪くなるケースもあります。

    特に女性の場合、いつも同じ場所で髪の毛を結んでいると、牽引性脱毛症を発症するリスクが増します。

    牽引性脱毛症は髪の毛が引っ張られることで抜けるのではなく、牽引力がかかった場所に血行不良が起こることで、抜け毛のリスクを増すのです。

    乾燥

    乾燥も頭皮の血流を悪くする要因とされています。

    特に夏場のエアコンの冷えによって頭皮が乾燥すると、頭皮への血行を阻害することとなります。

    薄毛と頭皮の赤みの関係性についてはこちら

    頭皮の血流を良くして薄毛を防ぐには

    頭皮へ送られる血液量が減少したままになると、髪の毛の成長に悪影響をおよぼし、抜け毛や薄毛のリスクが増します。

    そこで、頭皮の血流を良くして、薄毛を予防する方法をご紹介します。

  • 頭皮への血行を促進するのであれば、頭皮マッサージが効果的である
  • 頭皮の血流を良くするには生活習慣を見直すことも重要である
  • 頭皮マッサージを行う

    頭皮への血行を促進するのであれば、頭皮マッサージを行うことが効果的です。

    頭皮マッサージの方法としては、次のようなことが挙げられます。

    揉捻法

    揉捻法は頭皮を「揉み」ながら、「捻り」を加えるマッサージ法です。

    両手の指を大きく開き、頭部全体をつかむようにします。

    マッサージは指の腹を用いて行いますが、力を入れすぎないように気をつけましょう。

    頭皮を擦るのではなく、頭皮を前後左右に動かすイメージで行うとよいでしょう。

    揉捻法のマッサージは、頭部だけでなく、首凝りや肩凝りの解消や、足のふくらはぎのマッサージなどにも効果的です。

    圧迫法

    圧迫法のマッサージは、局所に一定の圧をかけ、ふっと力を抜くことがポイントです。

    頭部に対して圧迫法のマッサージを行う場合、親指と人差し指の2ほんで局所をつまむようにして圧迫し、力を抜くとよいでしょう。

    圧迫するときに一時的に血管が圧迫されますが、力を抜いたときに血液がスッと流れていきます。

    何度か繰り返すと頭皮が柔らかくなってくることを実感できることでしょう。

    叩打法

    叩打法は、頭皮を軽く叩くようなイメージで行うマッサージ法です。

    美容院などで肩や頭をトントンと叩いてもらうことがありますが、あれも叩打法のマッサージの一種です。

    自分で行う場合は、軽く指を曲げ、人差し指や中指の第二関節でトントンと頭皮を刺激するとよいでしょう。

    リズミカルに刺激を加えることで、リラックス効果を得ることも期待できます。

    生活習慣の見直し

    頭皮の血流を良くして薄毛を予防するためには、生活習慣を見直すことも必要です。

    では、どのような見直しを行うと良いのでしょうか。

    適度に身体を動かす

    日ごろから運動不足という自覚がある方は、適度に身体を動かすようにしましょう。

    運動自体が血行を促進することに繋がりますし、運動を継続すれば筋肉量が増し、筋ポンプの働きが強くなります。

    運動経験がない方や、運動が苦手だという方は、普段使っているエレベーターやエスカレーターを、階段にするなど工夫すると良いでしょう。

    座り方を改善する

    パソコン仕事など、座っている時間が長い方は、座り方を改善しましょう。

    猫背による肩凝りや首凝りは頭皮への血流を阻害する元です。

    椅子に座るときは深く腰掛けず、背もたれに寄りかからず背筋をまっすぐ伸ばすようにしましょう。

    疲れるようであれば、背中と背もたれの間にクッションを入れることもおすすめです。

    睡眠をしっかりとる

    夜更かしは美容の敵と言われますが、睡眠不足になると心身の疲労回復が遅れ、様々なトラブルを引き起こす元となります。

    なるべく早寝早起きを心がけ、十分に疲れをとるようにしましょう。

    睡眠の質を高めるためには、適度な運動や入浴、寝る前のストレッチがおすすめです。

    頭皮の洗い方を見直す

    頭皮を洗う時に、シャンプーをそのままつけていないでしょうか。

    市販のシャンプーは頭皮への刺激が強いので、いったん手に取り、お湯で薄めてから5ヶ所ほどに付け、指の腹でマッサージするように洗うことがおすすめです。

    抜け毛の対策方法はこちら

    頭皮の血流や硬さが気になる方はクリニック受診がオススメ

    頭皮の血流や硬さが気になる方は、専門のクリニックを受診することがおすすめです。

    クリニックでは1人1人に最適なオーダーメイド治療を提供しています。

  • 薄毛の原因は人それぞれなので、まずは原因を突き止めることが重要である
  • 新宿メディカルクリニックでは様々な治療で薄毛の改善に取り組んでいる
  • 薄毛の原因は様々

    頭皮への血流が不足すると、髪の毛の成長に悪影響を与え、薄毛を発症するリスクが高くなります。

    ただ、血行が悪いのか、また頭皮が硬いのかを自分で判断することは難しいです。

    そんなときには、薄毛治療を専門としている新宿メディカルクリニックを受診されることがおすすめです。

    当院には薄毛治療に特化した医師が在籍しており、色々な角度から薄毛の原因を検証し、1人1人に合ったオーダーメイド治療を行っています。

    なぜなら、薄毛の原因は実に様々であるため、画一的な投薬治療だけでは改善が望めないことも少なくないからです。

    新宿メディカルクリニックの薄毛治療方法

    当院ではプロペシアやザガーロといったAGA治療薬や、血行を促進するミノキシジル内服薬および外用薬を用いて、抜け毛の原因を根本から取り除いています。

    また、早期に高い発毛効果が期待できるメソセラピー(メドジェット治療)を採用し、多くの方に発毛効果を実感して頂いています。

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    まとめ

    血液には酸素と栄養を身体の各部に送り届ける働きがあるため、頭皮への血流が悪くなると、将来の薄毛を発症する可能性が高くなります。

    頭皮への血行が悪くなる原因は実に様々なので、自分に合った対策を講じることが求められます。

    特に肩凝りがある方や睡眠不足の方、運動不足の方などは要注意と言えます。

    新宿メディカルクリニックでは、投薬治療やメソセラピー、オリジナルの外用薬やサプリメントを駆使し、薄毛の根本的な改善に取り組んでいます。

    無料カウンセリングも行っていますので、薄毛に関するお悩みや費用に関するご相談など、なんでも専門のカウンセラーまでお問い合わせください。

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