「昔と比べておでこが広くなってきた…?」「前髪が後退した気がする…。
」そう感じるなら、もしかしたらM字ハゲかもしれません。
本当にM字ハゲが進行してきているのかどうかや、自分で出来るM字ハゲ対策を紹介していきます。
— 目次 —
■まとめ
前髪がM字はげかも…確認方法を紹介!
左右の生え際が指2本以上剃り込みのように後退している
顔の筋肉をつかい、眉を上げた時に出来る一番上のシワと、一番深い生え際との間が指2本以上剃り込みのように後退していたらM字ハゲが進行している可能性があります。
額にシワを作った時に、一番上に出来るシワが額の上限ラインであると言われています。
つまり、一番上のシワより上に髪の毛が生えていない部分が多くある場合(目安:指2本)、その部分は髪の毛が抜け落ちてしまった場所である可能性が高いです。
正面からおでこを見た時に「M」の形になっている
M字ハゲの名前の由来は、正面からおでこを見るとアルファベットのMの形に見えることからきています。
鏡を用意して、少しでもMの形に近いと感じたら注意が必要です。
前髪がなくなりM字はげになる原因は?
M字ハゲの原因は、ほとんどがAGAであると言われていますが、ほかにも牽引性脱毛症が原因の恐れがあります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
男性型脱毛症(AGA)が原因
AGAの特徴
AGAはヘアサイクルが乱れ、抜け毛・薄毛がだんだんと進行していきます。
AGAを発症している方は髪の毛の成長期が極端に短くなってしまっているために髪の毛が十分に成長しません。
健康的なひとでも1日100本ほど髪は抜け落ちますが、AGAの場合は1日200本以上抜けていってしまうことが多いです。
AGAの主な特徴として、生え際や頭頂部が薄くなる・放置すると進行し続けることが挙げられます。
早期の対策が重要です。
AGAが原因でM字ハゲになる理由
AGAは男性ホルモンのひとつであるテストステロンと、5aリダクターゼという酵素の結合をきっかけに発症します。
この2つの物質は健康な人にも存在するのですが、AGAが発症するかどうかは5aリダクターゼの活性度と男性ホルモン受容体の感受性によって決まります。
AGAは遺伝の可能性がある
5αリダクターゼは、テストステロンをジヒドロテストステロンに変換します。
5αリダクターゼは遺伝的要素が強く、5αリダクターゼの分泌量が多い体質の人もいれば、少ない体質の人もいます。
5αリダクターゼには、Ⅰ型とⅡ型の二種類があり、Ⅱ型5αリダクターゼが、より強力なジヒドロテストステロンを生成すると言われています。
Ⅰ型5αリダクターゼは主に全身の皮脂腺および側頭部と後頭部の毛乳頭に存在し、
Ⅱ型5αリダクターゼは主に前立腺と前頭部から頭頂部の毛乳頭に存在します。
したがって、皮脂の分泌が多い人はⅠ型5αリダクターゼが多い可能性があります。
一方でⅡ型5αリダクターゼは、ヒゲの毛乳頭細胞にも多く存在しています。
ヒゲや体毛の濃い人は、Ⅱ型の5αリダクターゼが多い可能性があると考えられます。
Ⅱ型の5αリダクターゼは脱毛を促進する
また、Ⅱ型の5αリダクターゼはヒゲなどの毛を生やす作用があるものの、前頭部や頭頂部では逆に脱毛を促進してしまいます。
そして、ジヒドロテストステロンが、毛母細胞にある男性ホルモンレセプターという男性ホルモン受容体と結合すると、脱毛因子であるTGF-βを生み出します。
TGF-βは髪のサイクルを乱し、結果抜け毛を増やしてしまいます。
この男性ホルモン受容体も人それぞれで感受性が異なります。
感受性が高いと、より多くのTGF-βを生み出してしまいます。
牽引性脱毛症が原因
牽引性脱毛症の特徴
牽引性脱毛症の特徴として、「女性に多く見られる」ということがあります。
下で詳しく解説しますが、いつも同じところで髪を分けていたり、ポニーテールなどで同じ方向に髪を引っ張り束ねている、髪をセットする時に強く力を入れるなど、ヘアセットが原因で発症することが多いからです。
そのため、ヘアスタイルや分け目を変えるだけで脱毛症を改善することが多いのも特徴です。
牽引性脱毛症になる原因
牽引性脱毛症は、頭皮や毛髪が外部刺激(長時間髪を引っ張るなど)によってダメージを受け、抜け毛が増えていく脱毛症です。
髪の毛が引っ張られると頭皮の血行が悪化し、髪の毛の成長に必要な栄養が十分に届かなくなって、髪の毛が細くなるなどの症状がおこります。
また、髪の毛が引っ張られることによっておこる抜け毛は、自然な抜け毛と違い髪の毛の成長に重要な毛根にダメージを与えてしまいます。
毛根に甚大なダメージが蓄積すれば、最悪の場合、二度とそこから髪の毛が生えてこなくなってしまいます。
髪に負担をかけてしまう髪型を毎日している女性に多くみられる症状ですが、ワックスなどでヘアセットをよくする男性にも牽引性脱毛症が発症する可能性があります。
前髪を守る!自分で出来るM字はげを改善する方法
生活習慣を見直す
食生活
食生活面では、髪の毛の主成分であるタンパク質を欠かさず摂り、タンパク質を作るのに欠かせないビタミンや亜鉛などが多く含まれている食べ物を摂ることによって、薄毛を改善させる効果があります。
タンパク質は、肉・魚・卵など、ビタミンは野菜・豚肉・レバーなど、
亜鉛はレバー・カキ・魚介類などに含まれています。
どうしても補えないところは、サプリメントを服用するのも効果的です。
睡眠
髪の毛の成長には、寝ている間に分泌される成長ホルモンが影響しています。
質の高い睡眠を取ることで、成長ホルモンの分泌を促して薄毛を改善させることができます。
質の高い睡眠を確保するには、次のことが大切です。
①寝る3時間前に食事を終える
食べ物の消化にはおよそ3時間かかるので、胃が食べ物を消化している間に眠ってしまうと睡眠の質が低下してしまいます。
②寝る1時間前にはスマホやPCなどを見ない(ブルーライトを浴びない)
ブルーライトは快眠ホルモンといわれているメラトニンの分泌を抑制し、睡眠の質を低下させてしまいます。
③寝ているときは部屋を真っ暗にする
少しでも光に当たってしまうと、快眠ホルモンのメラトニンの分泌に影響を与えてしまいます。
他にも様々なことが挙げられますが、まずは上記を特に意識してみましょう。
お酒やタバコを控える
お酒やタバコは頭皮の血行を悪化させ、髪の毛に栄養を行きづらくさせてしまいます。
完全に0にすることは難しいと思うので、少しずつ減らしていきましょう。
頭皮マッサージを行う
頭皮マッサージを行うと、頭皮が刺激され血行が促進されて、髪の毛の成長に必要な栄養素が行き届きやすくなります。
指の腹を使ってやさしく揉みこんで、頭皮の血行を良くするイメージで行うと効果的です。
育毛剤を使う
育毛剤には「抜け毛を防ぐ」「太い毛を育てる」「頭皮環境を整える」といった効果があるため、より効果的な薄毛改善の効果が期待できます。
前髪が増えるかも?AGAクリニックで行うM字はげ治療法
自力でM字ハゲを克服するのはかなり難しい
今回は、M字ハゲの原因と自分で出来るM字ハゲの改善方法を解説してきましたが、これらの方法をとったとしても完全に元の状態に回復することは難しいのが現状です。
もちろん生活習慣の改善や酒タバコを控えて自分なりに対策することも非常に大切です。
しかしM字ハゲの原因は人によってさまざまであり、生活習慣を見直したり育毛剤を使用しても全く改善しないことも多々あります。
以前よりも髪が薄くなった、おでこが広くなったと感じるようなら早めにAGA治療の専門クリニックで診察を受けることが大切です。
AGAクリニックは一人ひとりにあった治療を行う
AGA治療の専門クリニックでは、AGA治療のプロが、その人それぞれの薄毛の症状や原因を分析し、一人ひとりにあった治療を行っていきます。
自己流の治療法でなく、長年の経験で培ってきた技術がAGA治療のプロにはあるので、確実性があると言えます。
AGAクリニックでは、カウンセリングや血液検査などを通し、患者さんの身体にその治療薬が悪影響を及ぼさないかを調べます。
たとえその治療薬が身体に合わずに副作用が出たとしても、しっかりと対応してくれるのがAGAクリニックのメリットです。
AGAクリニックの治療方法
AGAクリニックの治療法には、治療薬を内服・外用するものもあれば、直接頭皮に髪の毛の成長を促す成長因子を注入する治療法などもあります。
アフターフォローもしっかりしており、診察・治療経過を確認するために月に1回ほど通院することがあります。
まとめ
いかがでしょうか。
今回はM字ハゲについて紹介しました。
M字ハゲは誰にでも起こりうる症状で、早めの対策が重要であることが分かりました。
M字ハゲに限らず、AGAは放置しているとどんどん進行してしまうので、なるべく早くから対策することが重要です。
日々の生活習慣も見直しつつ、AGAクリニックで治療を受けるのが一番効率のよい治療法でしょう。