抜け毛・薄毛対策に悪影響を与える食べ物や食生活をご紹介!
抜け毛や薄毛が気になる場合、食生活を見直した方がよいこともあります。
なぜなら、私たちの髪の毛は、日常的に私たちが摂取している食事に含まれる栄養素から作られているからです。
今回の記事では、どのような食習慣によって抜け毛・薄毛対策に悪影響を及ぼしてしまうのか、また、どのような栄養素を摂取することで、抜け毛や薄毛を予防することにつながるのかについて詳しくご紹介します。
— 目次 —
抜け毛・薄毛対策に悪影響を与える食生活について
それでは早速ですが、どのような食生活によって抜け毛・薄毛対策に悪影響を与えるのか見ていきましょう。
男性だけでなく、女性であっても次のような食生活を続けていると、抜け毛や薄毛のリスクを増す可能性があります。
偏った栄養摂取
抜け毛・薄毛対策に悪影響を与える食生活としては、偏った栄養摂取が挙げられます。
何か特定の食べ物を食べたからといって直ちに薄毛や抜け毛のリスクを増すことはありませんが、反対に、偏った栄養摂取によって抜け毛や薄毛を改善することも期待できません。
後述するように亜鉛は髪の毛を作る際に欠かせない栄養素ではありますが、いくら亜鉛が髪の毛に良いからといって、亜鉛だけ食べていても発毛効果は望めないばかりでなく、多量の摂取によってかえって消化管過敏症や免疫障害を招くこともあります。
栄養素の摂取について理解するには、木でできた桶をイメージするとよいでしょう。
木でできた桶は、長方形の板を丸い形になるよう何枚か並べ、箍(たが)で締め付けることで水漏れを防いでいます。
ところが、どこか1枚だけ板が短かったり、そもそもなかったりした場合、水をためることができません。
栄養素も同様で、すべての栄養をバランスよく摂取することで、体内に効率よく送り届けることができるのです。
1品だけでなく、バランスの良い食事が推奨されるのもそのためです。
暴飲暴食
暴飲暴食も抜け毛や薄毛対策に悪影響を与えます。
あまりにもたくさんの食べ物を摂取すると、胃腸への負担を増すこととなり、胃腸の機能低下を招きます。
特に腸管には全身の70%もの免疫細胞が集まっているため、腸の機能が低下すると、免疫力を下げることとなります。
その結果、頭皮の細菌が増殖して頭皮環境の悪化を招くと、抜け毛や薄毛のリスクが増すこととなります。
また、多量にアルコールを摂取すると、アルコールを分解するのに大量の酵素が使われます。
その結果、髪の毛の成長にとって必要な酵素が不足し、やはり抜け毛や薄毛のリスクが高まります。
偏った過度なダイエット
女性の薄毛の1つに粃糠性脱毛症(ひこうせいだつもうしょう)と呼ばれるタイプの薄毛があります。
粃糠性脱毛症はいろいろな原因によって発症リスクが高まりますが、その原因の1つとして挙げられているのが過度のダイエットです。
過度のダイエットによって、髪の毛が成長するための栄養が不足することで、粃糠性脱毛症の発症リスクが増してしまうのです。
粃糠性脱毛症のその他の原因としては、ストレスやホルモンバランスの乱れ、ヘアカラーやパーマによる頭皮へのダメージなどが挙げられています。
就寝前の食事
就寝前の食事も、抜け毛・薄毛対策に悪影響を及ぼします。
なぜなら、食べてからすぐに寝ることで、消化・吸収に時間がかかってしまうからです。
消化・吸収に時間がかかると、そちらの方へ割かれるエネルギーが必要となります。
その結果、髪の毛が成長するためのエネルギーが不足し、抜け毛や薄毛のリスクを増すこととなるのです。
一般的には、21時以降の飲食は避けることが推奨されています。
ただ、どうしても夜遅くなってしまうという場合、就寝の3時間前には食事を済ませるようにしましょう。
抜け毛・薄毛に大切な栄養素について
抜け毛や薄毛を予防するためには、バランスの良い食事を採ることが重要ですが、特に次のような栄養素を積極的に摂取することが推奨されます。
タンパク質
髪の毛はタンパク質の一種であるケラチンから作られています。
そのため、日々の食事に良質のタンパク質を取り入れることが重要です。
タンパク質は肉類全般や卵、チーズなどに多く含まれています。
ヨード
ヨードには甲状腺の機能を高め、新陳代謝を活発にする作用が期待されています。
髪の毛の成長も新陳代謝(古いものが新しいものへと生まれ変わること)によって成長するため、日々の食事のヨードを積極的に取り入れましょう。
ヨードはヒジキや昆布など海藻に多く含まれています。
海藻が髪の毛に良いといわれるのはそのためですが、ヨードを単体でとるのではなく、タンパク質と一緒に摂取することで、さらに育毛効果を高めることが期待できます。
ビタミン
ビタミン群には、頭皮環境を整えたり、血行を促進したり、免疫力を高めたりする重要な働きがあります。
緑黄色野菜やレバーなどに多く含まれるビタミンAには、血液の流れを促進し、新陳代謝を高める作用が期待されています。
緑黄色野菜にはビタミンB群も多く含まれており、頭皮の新陳代謝を活発にし、頭皮環境を整えることが期待されています。
他にもナッツ類やレバー、魚、卵などにもビタミンが多く含まれています。
ミネラル
ビタミンと並んで5大栄養素に挙げられるミネラルは、ビタミンと同じく身体のコンディションを整える作用が期待されています。
中でも必須アミノ酸である亜鉛には、体内のアミノ酸を髪の毛の元となるケラチンへと再合成する働きがあります。
つまり、いくらタンパク質を積極的に摂取したとしても、亜鉛が不足していれば髪の毛が効率よく作られないという訳です。
亜鉛は牡蠣や牛肉、ナッツ類、レバー、大豆製品、海藻などいろいろな食品に含まれています。
コラーゲン
コラーゲンには、私たちの髪の毛にハリやコシ、ツヤなどを与えてくれる働きがあります。
年齢とともに体内のコラーゲンは減少していくため、食事から摂取することが推奨されています。
コラーゲンを多く含む食品としては、鶏の胸肉やレンコン、納豆、ウナギ、カレイなどに多く含まれています。
抜け毛・薄毛対策におすすめな食べ物について
抜け毛・薄毛対策をする場合は先ほどご紹介したような栄養素を日々の食事に取り入れることが重要です。
そこで、簡単に作れるメニューをいくつかご紹介します。
ニラレバ
抜け毛・薄毛対策におすすめのメニューとしては、ニラレバ炒めが挙げられます。
レバーには髪の毛の元となるタンパク質が豊富に含まれているほか、アミノ酸をケラチンへと再合成する亜鉛も含まれています。
また、レバーには豊富なビタミン類も含まれており、血行を促進したり、頭皮環境を整えたりすることも期待でき、まさに抜け毛・薄毛対策にはもってこいのメニューと言えます。
レバーと相性の良いニラには、ニラ独特の風味の元となる硫化アリルが含まれています。
硫化アリルにはビタミンBの吸収を助ける働きがあるため、より育毛効果を高めることが期待できます。
カボチャの煮物
緑黄色野菜にはビタミンが豊富に含まれているため、毎日のように摂取することがおすすめです。
ただ、緑黄色野菜単体では一品にならないことも多いのですが、カボチャの煮物なら簡単にできて、食卓に一品増やすことも可能です。
カボチャにはビタミンだけでなく豊富な食物繊維が含まれています。
それによって、腸管へと脂質が吸収されることを妨げ、過剰な皮脂の分泌を抑止することが期待できます。
納豆
納豆は大豆から作られていますが、大豆にはイソフラボンという栄養素が含まれています。
イソフラボンには、女性ホルモンの一種であるエストロゲンに似た働きがあるため、女性の抜け毛・薄毛対策におすすめです。
特に出産後や更年期になるとエストロゲンの分泌量が減少し、女性特有のびまん性脱毛症を発症するリスクが高くなります。
エストロゲンは女性らしさを形作るホルモンであるため、エイジングケアといった観点からも、納豆を常食することはおすすめと言えます。
気になる方は早期対策を!|新宿メディカルクリニックについて
新宿メディカルクリニックでは、投薬治療だけでなくさまざまな方法で薄毛治療に取り組んでいます。
また、無料カウンセリングもおこなっていますので、薄毛のお悩みは治療法、費用などなんでもご相談頂けます。
薄毛・抜け毛対策には食習慣の見直しが欠かせませんが、実際に薄毛が進行中である場合、食習慣の改善だけでは残念ながら早期解決にはつながりません。
特に、男性に見られる代表的な薄毛であるAGA(エージーエー:男性型脱毛症)には進行型という厄介な特徴があるため、発症が確認された場合、治療をおこなわないと薄毛が徐々にかつ確実に進行してしまいます。
そのため、AGAの発症が疑われる場合、食習慣の改善と合わせて、AGA治療を始めることが必要となります。
また、新宿メディカルクリニックでは、男性だけでなく女性の薄毛治療もおこなっています。
当院では、一般的な病院でおこなわれる投薬治療だけでなく、毛髪再生メソセラピーや外用薬、オリジナルのサプリメントや育毛剤など、さまざまな方法で薄毛の改善に取り組んでいます。
幸いなことに、現在では専門のクリニックで薄毛治療ができる時代となっています。
薄毛が気になり始めたら、まずは当院の無料カウンセリングを利用し、専門医にご相談されることをおすすめします。
まとめ
私たちの身体は日々の食べ物から摂取する栄養素によって作られており、髪の毛に関しても例外ではありません。
特に髪の毛を作る元となるタンパク質や、タンパク質(アミノ酸)をケラチンへと再合成する亜鉛、頭皮のコンディションを整えるビタミン・ミネラルを日ごろから摂取することが重要です。
ただし、栄養素というものは単体で摂取してもあまり意味がありません。
「バランスの取れた食事」ということがしばしば言われるのはそのためです。
栄養バランスを考えたメニューによって、抜け毛・薄毛対策をするよう心がけましょう。
ですが、現実問題として実際に薄毛がみられる場合、食事内容を見直すだけでは、薄毛を早期に改善できない可能性もあります。
特に男性の薄毛は進行型の脱毛症である可能性が高いため、早期に治療を開始することが求められます。
新宿メディカルクリニックでは、薄毛の治療はもちろんのこと、オリジナルサプリメントによる食事のサポートもおこなっています。
無料カウンセリングもおこなっていますので、薄毛に関するお悩みであればなんでもご相談ください。