プロペシアの初期脱毛について|起きた場合のNG行動と終わるまでの期間とは

2021.03.31 更新
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プロペシアは男性にもっとも多くみられる脱毛症であるAGAの治療薬としてよく知られており、専門のクリニックではプロペシアのジェネリックも積極的に利用されています。

ところが、プロペシアを服用した方の中には、抜け毛の量が増えることに悩まされている方もいらっしゃるようです。

なぜそのようなことが起こるのでしょうか。

今回の記事では、プロペシアの服用にともなう初期脱毛と、抜け毛が増えた場合の対処法についてご紹介します。

— 目次 —

プロペシアはどんな治療薬?

  • プロペシアは国内で最初に用いられたAGAの治療薬である
  • プロペシアには有効成分としてフィナステリドが配合されている
  • プロペシアには抜け毛の原因となる有害なサイトカインの産生を抑止する作用がある
  • プロペシアは2005年の12月に販売が開始された、日本における最初のAGA治療薬です。

    抜け毛の原因となる有害なサイトカインの産生を抑止し、発毛環境を整えることが目的となっています。

    現在ではプロペシアのジェネリックも多数開発されており、もっともポピュラーなAGA治療薬として多くの専門クリニックで用いられています。

    プロペシアの効果に関する記事はこちら

    プロペシアの初期脱毛に関するQ&A

    プロペシアは抜け毛を予防し、発毛環境を整えるために用いられる治療薬です。

    ただ、プロペシアを服用した方の中には、一時的に抜け毛が増えた方もいらっしゃるようです。

    では、なぜそのようなことが起こるのでしょうか。

  • 一時的な抜け毛は初期脱毛と呼ばれる
  • 初期脱毛は発毛効果の裏返しと考えることも可能
  • 人によっては初期脱毛を起こさず、薄毛が改善するケースもある
  • 初期脱毛は通常治療開始から2ケ月程度で収まるが、人によっては3ヶ月以上続くこともある
  • プロペシアの服用によって初期脱毛が起こる理由

    初期脱毛とは、AGA治療薬の利用を開始してからしばらく経ったときに見られる、一時的な抜け毛量の増加を意味します。

    プロペシアの服用にともなってなぜ初期脱毛が起こるのかを理解するためには、ヘアサイクルについて知っておく必要があります。

    ヘアサイクルとは

    ヘアサイクルとは、髪の毛が生えてから抜け落ちるまでの周期を意味します。

    通常、ヘアサイクルは2年から6年が1周期となっています。

    とはいうものの、毛穴1つ1つにつきヘアサイクルは異なっているため、一斉に髪の毛が抜け落ちるようなことはありません。

    AGAは男性にみられる脱毛症の一種ですが、その原因の1つとして、抜け毛を誘発するサイトカインによって、ヘアサイクルを乱されることがあげられています。

    ヘアサイクルの大部分は髪の毛の成長期が占めていますが、成長期を終えた髪の毛はやがて退後期を迎え、休止期にともなって抜け落ちていきます。

    通常であれば、休止期を迎えた毛穴の奥深くでは、新しく成長した髪の毛が控えています。

    言い換えれば、新しく育ってきた髪の毛に押し出されるようにして、成長期を終えた髪の毛が抜け落ちるとも言えるのです。

    初期脱毛は発毛効果の裏返し

    ヘアサイクルが正常にめぐっている場合、毛穴から髪の毛が抜け落ちても、また新しい髪の毛がすぐに生えてくるものです。

    ところが、有害なサイトカインによって髪の毛の成長期が短縮され、退後期が早く訪れると、髪の毛が抜け落ちることになっても、新しい髪の毛が生えてきていないという事態に陥ります。

    そして、そのような毛穴の数が少しずつ増えることによって、徐々に薄毛が進行してしまうのです。

    プロペシアを服用すると、抜け毛の原因となる有害なサイトカインの産生を抑止することが可能となります。

    それによってヘアサイクルが徐々に正常化していくわけですが、それにともなって新たに髪の毛が生えてくると、弱くなった髪の毛が押し出されて抜け落ちてしまうわけです。

    つまり、初期脱毛は発毛効果の裏返しということも可能なのです。

    一部のサイトではプロペシアの服用にともなう初期脱毛を副作用と説明することがありますが、上記の点から鑑みた場合、プロペシアの服用にともなう初期脱毛は、やはり発毛効果の裏返しと考えることが合理的といえそうです。

    プロペシアの初期脱毛が起こらない理由

    プロペシアに限ったことではありませんが、AGAの治療薬を利用して初期脱毛がみられる方もいれば、全く初期脱毛がみられないという方もいらっしゃいます。

    では、初期脱毛がみられないということは、発毛効果も見られないのかというと一概にそうとは言えません。

    初期脱毛がみられない方であっても、発毛効果が確実に出ているケースも少なくありません。

    もともとAGAの進行がそれほど進んでいなければ初期脱毛が目立たない可能性もありますし、体質的に初期脱毛が起こらない方も一定数いらっしゃるようです。

    プロペシアの初期脱毛はいつまで続くの?

    通常、初期脱毛は治療を開始してから2週間から1ケ月頃に起こり、2ヶ月ほどすると落ち着いてきます。

    ただ、人によっては初期脱毛が3ケ月以上続くケースもあります。

    プロペシア服用で初期脱毛が起きた時のNG行動

    せっかくAGAを改善しようとプロペシアを服用しているのに、抜け毛の量が増えてしまうとガッカリしてしまう可能性があります。

    ただ、だからといって次のような対処をすることは避けましょう

  • 初期脱毛がみられたからといって自己判断で服用を中止しない
  • 抜け毛の量が増えたからといって服用量を増やさない
  • プロペシアは毎日決まった時間に服用する
  • 自己判断で服用を中止しない

    薄毛の治療目的でプロペシアを服用しているのに、抜け毛の量が増えてしまうと、プロペシアのせいで抜け毛が増えたように感じてしまい、プロペシアの服用を中止するケースがあります。

    ただ、先ほども述べたようにプロペシアの服用にともなう初期脱毛は、プロペシアによる発毛効果の裏返しである可能性も考えられます。

    そのため、自己判断で服用を中止しないようにしましょう。

    せっかく発毛効果が出ているのに服用を中止してしまうと、また薄毛が悪化してしまわないとも限りません。

    そもそもAGAは進行型の脱毛症であるため、根気強く治療を継続することが求められます。

    どうしても不安なときには、かかりつけの医師までご相談ください。

    自己判断で服用量を増やさない

    プロペシアの服用によって抜け毛の量が増えた場合、プロペシアの効果が足りないと考え、服用量を増してしまうことがあります。

    ただ、医薬品には適切な量があるので、自己判断で副量量を増すことは絶対に避けましょう。

    プロペシアには飲み合わせがなく、副作用のリスクもそれほど高くありません。

    ただ、化学的に製造された医薬品はすべて肝臓への負担を増すものです。

    なぜなら、肝臓が人体における解毒機関であり、医薬品の有効成分は肝臓において代謝されるからです。

    用法・用量を守って服用していれば安全な医薬品であっても、許容量を超えてしまえば、人体にとって害悪となる可能性も否定できません。

    特にお酒を好んで飲まれるような方は、絶対に自己判断でプロペシアの服用量を増やさないように気を付けましょう。

    薬というものは、飲めば飲むほど効果が上がるという類のものではありません。

    服用したり服用しなかったりしない

    プロペシアの服用にともなって抜け毛の量が増えた場合、一時的にプロペシアの服用を控え、抜け毛が気にならなくなってきたら、またプロペシアの服用を再開するというケースもありますが、そのような服用方もNGです。

    一般的な風邪の治療薬などと異なり、プロペシアの効果は24時間続くとされています。

    そのため、1日に1回服用するだけでよいわけです。

    ただ、服用したり服用しなかったりを繰り返すと、プロペシアの効果に空白時間が生じてしまい、その分だけAGAの進行リスクが増します。

    プロペシアは食前に服用しても食後に服用しても効果に変わりがありませんが、飲み忘れを防止する意味でも、夕飯後に服用するなど自分なりにルールを決めておくことがおすすめです。

    プロペシア治療を受けるなら新宿メディカルクリニック

    プロペシアの費用

    新宿メディカルクリニックでは、正規品のプロペシアを1ケ月あたり8,932円(税込)で提供しています。

    プロペシアは日本におけるAGA治療薬としてパイオニア的位置づけとされており、150万人を超える方が利用している代表的なAGA治療薬でもあります。

    プロペシアは2005年に販売が開始されましたが、国内での特許期間をすでに終えているため、製薬会社各社からプロペシアのジェネリック(後発医薬品)が販売されています。

    新宿メディカルクリニックでもプロペシアのジェネリックをり4,620円(税込)で提供しています。

    プロペシアの服用にともなう初期脱毛は多くが発毛効果の裏返しですが、ご心配な方には、より発毛効果の高いザガーロをおすすめすることがあります。

    また、プロペシアの効果を高めるため、頭皮への血液循環を促進するミノキシジルの併用をおすすめすることもあります。

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    まとめ

    プロペシアの服用にともなって一時的に抜け毛の量が増えた場合、多くは発毛効果が表れてきたと考えて間違いないでしょう。

    ただ、せっかくAGA治療をしているのに、抜け毛の量が増えると心配になることと思います。

    そんな時には、新宿メディカルクリニックまでお気軽にご相談ください。

    当院では、マイクロスコープを用いて頭皮の状態を確認し、抜け毛が一時的なものかどうかを判断していきます。

    お一人でお悩みにならず、私たちになんでもお悩みをお聞かせください。

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