世の中には様々なAGA治療薬が溢れています。
ミノキシジルやプロペシアなど…。
今回はインド発のフィンペシアというAGA治療薬を紹介していきます。
フィンペシアの効果や副作用、入手方法、注意すべき点などを徹底解説していきます。
— 目次 —
■まとめ
AGA治療薬|フィンペシアの基本情報
インドで作られているAGA治療薬
フィンペシアは、インドの製薬会社であるシプラ社が製造・販売しているAGA治療薬です。
フィンペシアの主成分はフィナステリドで、フィナステリドはAGA治療に効果があります。
プロペシアのジェネリックと言われることが多いですが、厳密に言えばジェネリック医薬品ではありません。
ジェネリック医薬品とは、特許の切れた医薬品と同様の成分を配合し、効果や安全性などが同じであることを国から承認された後発医薬品のことです。
特許が切れていない医薬品はジェネリックとして販売できないことになっているため、日本国内ではフィンペシアはAGA治療薬プロペシアのコピー版という位置づけになっています。
日本では未承認の治療薬であるフィンペシアの入手方法
フィンペシアは現時点で日本での販売認可がおりていない未承認の治療薬であるため薬局や通常のクリニックでは購入することができません。
そのためフィンペシアを購入するには、個人で海外から輸入するか、取り扱いのあるAGA専門のクリニックで購入する必要があります。
フィンペシアはプロペシアに比べて安い
フィンペシアの大きな特徴は、費用を大幅に抑えられることです。
日本国内の医療機関でプロペシアの処方を受けると、だいたい1錠あたり250円程度の費用が掛かるのに対しフィンペシアは1錠わずか30円前後まで費用を抑えることができます。
プロペシアと比べて10分の1程度まで費用が抑えられるのがフィンペシアの大きな特徴です。
フィンペシアとミノキシジルは併用出来るの?
フィンペシアとミノキシジルは併用できる
フィンペシアとミノキシジルは併用できます。
フィンペシアは先述の通り、AGAの進行を食い止める効果がありますが、ミノキシジルは頭皮の血行を改善させ発毛効果があります。
つまりフィンペシアとミノキシジルを併用すれば、AGAの進行を食い止めつつ、発毛効果も期待できるわけです。
併用する際の副作用
フィンペシアとミノキシジルを併用すると薄毛対策はより効果的になりますが、副作用のリスクも増える可能性があります。
これら2つを併用すると、肝機能に負担がかかります。
肝臓に負担をかけ過ぎないように、しっかりと容量を守って服用することが大切です。
また、これらの薬を併用しているときにアルコールを摂取すると、さらに肝機能に大幅な負担がかかってしまうので併用中のアルコールの摂取はなるべく避けましょう。
他にも初期脱毛や、体の不調を感じてしまうこともあります。
初期脱毛とは、毛髪のサイクルが正常になって古くなった髪の毛が抜け落ちる現象なので、初期脱毛が見られたら治療薬の効果が出ているという証拠になります。
また、薬の成分によって、胃部不快感やだるさ、むくみなどを感じることもあります。
不調を感じたらいったん服用をやめて、医師に相談することが大切です。
フィンペシアとフィナロイドの違いは?
結論から言えば、価格が違うだけです。
フィンペシア・フィナロイドの両方とも有効成分フィナステリドが1錠あたり1mg配合されており、効果・副作用に差はありません。
フィナロイドはAGA内服薬で、フィリピンのロイドラボラトリーズ社が2016年に販売を開始した新しい薬です。
日本で最もメジャーなAGA治療薬であるプロペシアのジェネリック医薬品がフィナロイドです。
フィンペシアの効果とは
効果が現れるまで3~6か月以降かかる
フィンペシアの添付文書には、効果が観察されるまでに3か月以上、毎日服用することが必要だと記載されています。
フィンペシアに限らずフィナステリド製剤の効果は、3か月~6か月以上服用を続けないと効果が表れないので継続して使用しつづけることがとても大切です。
AGAの進行を抑制する効果がある
AGAを進行させる要因のひとつとして、男性ホルモンのジヒドロテストステロンが挙げられます。
このジヒドロテストステロンは5aリダクターゼという酵素によって、テストステロンから変換されて生成されます。
5aリダクターゼという酵素が多ければ多いほど、ジヒドロテストステロンという悪玉男性ホルモンが生成されて、薄毛に繋がってしまいます。
フィンペシアは、この5aリダクターゼの働きを阻害しジヒドロテストステロンの生成を抑えることができるため、AGAの進行を抑制する効果があります。
発毛作用はない
フィナステリドは、髪の毛を成長させる毛母細胞に対して発毛を促す効果はありません。
フィナステリドの効果は毛母細胞のヘアサイクルを正常に戻すことなので、AGAの進行を食い止めることはできますが、発毛作用はありません。
フィンペシアに副作用はある?
フィンペシアに限らず、治療薬には副作用があります。
フィンペシアを服用することで副作用の症状がみられる確率は1%程度と言われています。
ここではフィンペシアの主な副作用を紹介します。
フィンペシアの主な副作用
過敏反応
発疹やかゆみ、蕁麻疹などです。
生殖器系
勃起不全や性欲障害、射精障害、男性不妊症などです。
妊活中の男性は少し注意しましょう。
乳房障害
乳房の圧痛や肥大などです。
心機能障害
動悸などです。
肝胆道障害
肝酵素の上昇などです。
胎児に悪影響を及ぼす可能性
フィンペシアの主成分であるフィナステリドは、胎児へ悪影響を及ぼすリスクが非常に高いです。
胎児の生殖器の正常な発達のためには、男児の場合ジヒドロテストステロンが必要です。
フィンペシアを服用してジヒドロテストステロンの合成を阻害してしまうと、男児の生殖器は正常な発達ができなくなる可能性がります。
フィンペシアによって生殖器の奇形が起こりうると指摘されています。
フィンペシアは飲み薬ですが、その有効成分は皮膚からも吸収されてしまいます。
ですから妊娠中の女性は特に、フィンペシアを服用しないことはもちろん、触れることも避けましょう。
本気でAGA治療したい方は専門クリニックへ
今回はフィンペシアについて紹介してきました。
フィンペシアは継続して使用することでAGAの進行を抑制し、ヘアサイクルを正常化する効果が期待できます。
しかし、今回説明したようにフィンペシアに限らずAGA治療薬には、必ず副作用があります。
また、そのAGA治療薬との相性も重要で、なかなか効果を感じられない人がいることも事実です。
もし本気でAGAを治療したいのであれば、AGA治療専門のクリニックに行くことが一番確実です。
AGAは人それぞれに症状が異なるため、全員に確実に効く治療方法はありません。
この薬さえ使えば必ずAGA対策になるということはないわけです。
専門クリニックなら一人ひとりにあった最適な治療薬を見つけ出し、もし副作用が出たとしても対応してくれます。
また別の薬を処方したり、あらゆる手でAGA治療に尽力します。
また、個人輸入で手に入れたAGA治療薬は偽物のリスクが少なからずあります。
偽物のAGA治療薬を服用してしまうと、効果が出ないどころか様々な副作用が懸念されます。
専門のクリニックで処方される治療薬は正規品であるため安全性が非常に高く、医師の診察を受けたうえで治療薬が処方されるため、副作用のリスクそのものが低いです。
これらを踏まえると多少値が張りますが、AGAの専門クリニックで診断してもらうことがAGA治療の最善手と言えるでしょう。
コンプレックスを解消すれば、その悩んでいる時間をまた別のことに回せて、結果的に生産性が上がるのでなるべく早めに対策するといいでしょう。
まとめ
いかがでしょうか。
今回はインド製のAGA治療薬フィンペシアについて紹介しました。
日本では未承認の薬であるため、個人輸入または取り扱いのあるAGA専門のクリニックで入手する必要があることが分かりました。
また、AGA対策の効果がある一方で副作用の症状も稀に起こることが分かりました。
AGA治療の専門クリニックなら副作用の症状がでても対応してくれる上、一人ひとりにあったAGAの治療方法を確立してくれるので本気でAGAを治療したい場合は、AGA治療の専門クリニックに行くことが最善手です。