医師監修|AGA治療薬の効果・副作用は?処方薬と市販薬との違いを解説

2021.01.27 更新
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若いころはフサフサだったのが、今は髪が減ってきてしまった…。

若いころの自信を取り戻したい。

そんな悩める世の中の多くの男性の味方であるAGA治療薬を紹介します。

しかし、副作用のリスクだったり効果に懐疑的でAGA治療になかなか踏み出せない方も多いと思います。

そこで今回はAGA治療薬の効果や特徴、副作用、費用などを徹底的に解説していきます。

— 目次 —

代表的なAGA治療薬を紹介!

  • AGA治療薬は、AGA進行を食い止める治療薬と発毛力を高める二種類がある
  • ジェネリック薬品は価格を抑えられ、同じような効果を期待できる
  • どのAGA治療薬にも副作用のリスクはある
  • AGAの治療薬には、大きく分けて進行を食い止める治療薬と発毛力を高める薬の二種類があります。

    AGAの進行を食い止める治療薬

    AGAの進行を食い止める代表的な治療薬にはプロペシア・ザガーロ発毛力を高める代表的な治療薬にはミノキシジルがあります。

    プロペシア

    プロペシア
    効果・特徴 ・抜け毛の進行を食い止める
    ・日本で初めてAGA治療薬として認可された
    ・AGA治療の第一選択薬
    ・副作用が比較的起こりにくい
    商品例 プロペシア
    服用方法 内服薬
    副作用 ・過敏症(発疹、蕁麻疹など)
    ・勃起機能不全
    ・リビドー減退
    ・射精障害
    ・肝機能障害 など
    費用(月額) 6,000円~7,000円

    プロペシアはAGAの原因のひとつである男性ホルモンジヒドロテストステロンの生成を抑える働きで薄毛進行を食い止める作用のある内服薬です。

    日本で初めてAGA治療薬として認可されており、AGA治療の第一選択薬として幅広く処方されています。

    費用はおおよそ月に8,000円ほどですが、効果を出すために最低1年以上は継続する必要があります。

    副作用として蕁麻疹などの過敏症、勃起機能不全、肝機能障害、めまいなどの症状があります。

    プロペシアの効果に関する記事はこちら

    プロペシアのジェネリック

    プロペシアのジェネリック
    効果・特徴 ・抜け毛の進行を食い止める
    ・日本で初めてAGA治療薬として認可された
    ・価格が安い
    商品例 ・フィナステリド
    ・フィンペシア
    ・フィナクス
    服用方法 内服薬
    副作用 ・過敏症(発疹、蕁麻疹など)
    ・勃起機能不全
    ・リビドー減退
    ・射精障害
    ・肝機能障害 など
    費用(月額) 4,300円~6,000円

    プロペシアのジェネリックは、価格が安く抑えられ、プロペシアと同様に薄毛の進行を食い止める効果が見込めます。

    また、プロペシアと同じような副作用が起こりえます。

    ジェネリック医薬品は日本での厳しい検査をクリアした薬のため安全性が高いです。

    ジェネリックといって質が劣るようなことはないので安心して使用できます。

    ザガーロ

    ザガーロ
    効果・特徴 ・抜け毛の進行を食い止める
    ・一般的にプロペシアよりも効果が高い
    ・プロペシアよりも副作用の症状が出やすいといわれている
    ・2015年に認可された、最も新しいAGA治療薬
    商品例 ・ザガーロ
    ・アボダート など
    服用方法 内服薬
    副作用 ・勃起機能不全
    ・性欲減退
    ・乳房障害
    ・肝機能障害 など
    費用(月額) 8,200円~10,000円

    ザガーロはAGAの原因のひとつである男性ホルモンジヒドロテストステロンの生成を抑える働きで薄毛進行を食い止める作用のある内服薬です。

    効果はプロペシアに似ていますが、プロペシアより効能が強いため、プロペシアで満足いかない人が使用することが多いです。

    費用は約8,200円~10,000円で、プロペシアと同様に効果の定着には1年以上の継続が必要です。

    副作用が出ることもありますが、確率は1%未満と言われています。

    ザガーロのジェネリック

    ザガーロのジェネリック
    効果・特徴 ・抜け毛の進行を食い止める
    ・一般的にプロペシアよりも効果が高い
    ・プロペシアよりも副作用の症状が出やすい
    商品例 ・デュタステリド
    ・デュタストロン など
    服用方法 内服薬
    副作用 ・勃起機能不全
    ・性欲減退
    ・乳房障害
    ・肝機能障害 など
    費用(月額) 約7,000円

    ザガーロのジェネリックは、ザガーロと同じ効能が期待でき、かつ価格が抑えられるのがメリットです。

    ザガーロの効果・副作用に関する記事はこちら

    ミノキシジル

    ミノキシジル
    効果・特徴 ・発毛力を高める
    ・日本で唯一、医薬品の中で発毛効果が認められている
    商品例 【内服薬】
    ・ミノタブ
    ・ミノクソール など
    【外服薬】
    ・ロゲイン
    ・リアップ
    ・ツゲイン など
    服用方法 内服薬と外服薬(発毛剤)
    副作用 【内服薬】
    ・多毛症
    ・血圧低下
    ・めまい
    ・動悸
    ・むくみ など
    【外服薬】
    ・頭皮のかぶれ
    ・かゆみ
    ・発疹 など
    費用(月額) 6,000円~10,000円

    ミノキシジルは内服薬と外用薬(塗り薬)があります。

    頭皮の血行を促進して、髪の毛の成長に必要な栄養を毛根に行き届きやすくする発毛力を高めるAGAの治療薬です。

    日本で唯一発毛効果が認められています。

    費用は月額6,000円~10,000円ほどで、多少のばらつきがあります。

    プロペシアと同様、効果の定着までに1年以上はかかるので継続することがとても大切です。

    副作用として、内服薬は多毛症、血圧低下などがあります。

    外服薬は頭皮のかゆみなどが挙げられます。

    ミノキシジルの効果・副作用に関する記事はこちら

    発毛力を高める治療薬

    ミノキシジル

    上記同様。

    ミノタブ

    ミノタブ
    効果・特徴 ・毛母細胞の活性化させ発毛効果が期待できる
    ・頭皮の血行促進
    服用方法 内服薬
    副作用 かゆみ、脱毛、発熱、吐き気、動悸、多毛症(全身の体毛が濃くなる)など
    費用(月額) 8.000円~10.000円

    ミノタブは「ミノキシジルタブレット」の略称で、有効成分であるミノキシジルが含まれています。

    AGAの進行を抑える薬ではなく、数少ない発毛効果があるAGAの治療薬です。

    ミノタブなどミノキシジルの内服薬(飲み薬)は、厚生労働省が認可を出していないため未認可薬です。

    そのため、通常の皮膚科などの病院では取り扱いがされていませんが、発毛効果が非常に高いことからAGA治療専門のクリニックなどでは髪の毛に良いとされる亜鉛などの栄養分をミノキシジルに配合し、オリジナル治療薬として処方しています。

    未認可薬ですが、医師の説明を受けて患者さんが合意すれば、ミノタブなどのミノキシジルの内服薬を処方してもらうことができます(インフォームドコンセント)。

    また、他のAGA治療薬と比べると副作用の症状が出る可能性が高いということも注意が必要です。

    ただし、医師の指示にしたがって適切に使用すれば副作用の頻度を抑えることができます。

    アロビックス

    アロビックス
    効果・特徴 ・頭皮の血行促進
    ・保険が適用されるから安い
    ・発毛効果がある
    ・女性の薄毛にも効果が期待できる
    服用方法 外用薬(育毛剤)
    副作用 ・発汗
    ・悪寒
    ・かゆみ
    ・接触皮膚炎 など
    費用(月額) 1,200円~1,500円

    アロビックスは血行を促進して髪の毛の成長を促すカルプロニウム塩化物という成分を含んでいる外用薬です。

    アロビックスはAGAだけでなく、円形脱毛症や女性の薄毛にも効果が期待できるといわれています。

    さらに保険適用されるので、他の治療薬と比較しても圧倒的に価格が安くなっています。

    ロゲイン

    ロゲイン
    効果・特徴 ・毛母細胞の活性化させ発毛効果が期待できる
    ・頭皮の血行促進
    服用方法 外用薬(育毛剤)
    副作用 ・かゆみ
    ・発疹
    ・蕁麻疹
    ・皮膚炎 など
    費用(月額) 5,000円~8,700円

    ロゲインはミノキシジルを主成分とした外用薬です。

    内服薬よりも体に吸収される成分量が少ないので、副作用のリスクが低いです。

    ロゲインは日本でAGA治療薬として認可されており、幅広く使用されています。

    ミノキシジル内服薬と比べると多少効果は落ちますが、それでも副作用のリスクが少なく使用できる点がロゲインのメリットです。

    AGA治療薬で起こりうる副作用は?

  • 頭皮がかゆくなったり、かぶれたりしている場合は、早めの対策が必要
  • 副作用が現れたら早急に医師に相談
  • AGAは放置すると進行してしまうため、治療薬の断念は避けたい
  • 頭皮がかゆくなる

    外用薬を塗ったところがかゆくなる場合があります。

    また、かゆみは内服薬のアレルギー症状でも起こりうるため、かゆみが表れた場合は注意が必要です。

    かゆさに我慢ができなくなってしまうと爪を立てて頭皮をかいてしまい、頭皮環境が乱れてしまうこともあります。

    また、かゆさを防ごうとしてシャンプーを1日に複数回してしまったり、思いっきりシャンプーでゴシゴシ洗ってしまう人がいますがこれは逆効果になってしまいます。

    必要な皮脂までを落としてしまい、逆に皮脂の分泌が活性化してしまうからです。

    頭皮がかぶれる

    外服薬を塗ったところが炎症を起こし、かぶれることがあります。

    頭皮環境が乱れてしまうため、抜け毛が増えてしまうことがあります。

    早めの対策が必要です。

    頭痛が起こる

    AGA治療薬を服用すると頭痛が起こることがあります。

    AGA治療薬の成分が血管に働きかけることで、頭痛が起きてしまいます。

    この症状は時間とともに慣れていくという特徴があり、多くの場合は1ヵ月以内に収まります。

    他の内服薬の副作用の症状と違い、慣れていくという考えが重要になります。

    もちろん、頭痛薬を使い痛みを抑えることも可能です。

    呼吸困難になる

    重篤な症状のひとつとして、呼吸困難が挙げられます。

    呼吸困難まで症状が悪化することは稀ですが、もしこのような症状が出た場合はすぐに救急車を呼びましょう。

    副作用が現れたときの対処法!

    まずは医師に相談

    副作用の症状が出たら、まず治療薬の使用をやめて医師に相談しましょう。

    副作用を無視し続けて服用を続けると、副作用が強くなる恐れがあります。

    治療薬の量を減らしてみる

    医師に相談したうえで、その医師の判断によっては治療薬の服用量を減らして様子を見ることもあります。

    別の治療薬に変えてみる

    AGA治療薬には、上記で解説したように多くの種類があります。

    プロペシアが体に合わない場合はフィンペシアやザガーロへ、ミノキシジルが合わない場合はミノクソールに変えてみるなど、別の治療薬に変更すると副作用の症状を抑えることができるかもしれません。

    いずれにせよAGAは放置してしまうとより進行するため、治療薬の使用を断念することはなんとしても避けたいところです。

    AGA治療の市販薬と処方薬の違いは?

  • 市販薬よりも処方薬の方が効果を期待できる
  • 内服薬は直接体内に有効成分を取り入れるため、吸収効率が良い
  • 市販薬でもリアップX5は唯一育毛剤として厚労省が認定した第一類医薬品
  • 市販薬とクリニックや病院で処方される処方薬は、どちらも主要成分に違いはありません。

    しかし一般的に処方薬の方が効果が高いと言われています。

    それは薬の摂取方法が異なるからです。

    市販されている発毛薬は、頭皮に直接塗布する(外用薬)ことで有効成分を吸収させます。

    一方で処方薬は内服薬を処方することが多いです。

    有効成分を直接体内の取り込むことで、有効成分の吸収効率が上がります。

    市販薬に効果がないというわけではありませんが、効率を求めるならクリニックや病院で処方される処方薬の方が、効果が出やすいと言えます。

    それでも市販薬は手軽に購入できるという点でメリットがあります。

    また、市販薬であるリアップX5(大塚製薬)は厚生労働省が毛の生える育毛剤として唯一認定した第1類医薬品です。

    リアップはミノキシジル5%を配合しています。

    AGA治療薬はクリニックで処方薬を貰おう!

  • 市販薬と処方薬では有効成分の含有量に大きな差がある
  • 処方薬は医師の診断の下で治療薬を服用するから効果が出やすい上、副作用のリスクも低下する
  • 効率的に治療を目指すならクリニックで処方薬をもらうことが最適
  • AGA治療薬の有効成分のひとつミノキシジルは、市販だと最大で100mlあたり5%までしか配合できませんが、クリニックで医師による処方さえあれば、含有量を調整した治療薬を服用することが可能になります。

    専門の医療機関であれば、最大の含有量は100mlあたり15%と高濃度なのが特徴です。

    より効果的で、自身の頭皮環境に合ったAGA治療薬を探しているなら、クリニックに行って処方してもらうことをオススメします。

    また、クリニックで処方された治療薬は、正規品であるため安全性が非常に高いです。

    医師の診察を受診したうえで治療薬が処方されるので、副作用のリスクも下がります。

    一方で市販薬は処方薬と比較すると副作用のリスクが高まってしまいます。

    副作用のリスクが高まるだけでなく、薄毛対策の効果が出ないこともあります。

    自身の健康を保つためにも、やはり医師指導の下で治療薬を服用するのが一番です。

    まとめ

    いかがでしょうか。

    AGAの治療薬は多くの種類があり、それぞれ有効成分も異なります。

    一人ひとりにあった治療薬を見つけるため、副作用を下げるためにもクリニックで医師の診断の下で治療薬を服用することが一番です。

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