医師監修|フィナステリドの効果や副作用って?専門医師が解説!

2019.07.12 更新
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AGA治療には様々な方法がありますが、発毛効果を期待できる「フィナステリド」もその一つです。
フィナステリドは薄毛の原因とされる男性ホルモンを抑制してくれる効果を持っていて、服用することでAGAの改善を期待できます。
AGA治療専門のクリニックでも薄毛や抜け毛に効くフィナステリドを使用し、たくさんの方の薄毛症状を改善しています。
髪のトラブルを抱えている方は、早めにクリニックに相談することをおすすめします。

— 目次 —

フィナステリドの効果は?

フィナステリドとは

AGA治療として利用されている内服薬の成分として代表的なものが「フィナステリド」であり、薄毛の原因でもある脱毛ホルモン(DHT)を抑制し、抜け毛を防止してくれる効果を持っています。
男性の薄毛の原因は様々ですが、その中でも最も多いのが、この脱毛ホルモンです。
脱毛ホルモンの生成が増えてしまうと抜け毛や薄毛が進行していくことになりますが、脱毛ホルモンは男性ホルモンである「テストステロン」が大きく関係しています。
テストステロンというのは、通常は男らしい身体や健康作りのために、なくてはならないものです。
ただ、このテストステロンが体内に存在している「5-αリダクターゼ」と呼ばれる還元酵素と結合することで、抜け毛をさらに促進する脱毛ホルモンである、ジヒドロテストステロン(DHT)に変わってしまうのです。
この脱毛ホルモンを生成するテストステロンに加え、Ⅱ型のみではありますが5-αリダクターゼとの結合を阻止してくれるのがフィナステリドです。
テストステロンと5-αリダクターゼとの結合を防止できれば、抜け毛を促進してしまう脱毛ホルモンの生成を抑えることができますので、薄毛や抜け毛の進行の防止を期待できます。
基本的にAGAはテストステロンが影響していますが、テストステロンの量は実は個人ではあまり差がないと言われています。
そのため薄毛になりやすいことについては、母方の血縁より受け継がれている還元酵素や、5-αリダクターゼの量で決まります。
フィナステリドを服用すれば、AGAの改善を期待できます。

プロペシアとの違い

AGA治療の方法としてはプロペシアも有名ですが、クリニックにてフィナステリド錠をお勧めされるケースも珍しくありません。
フィナステリドはプロペシアの主成分であり、フィナステリド錠はプロペシアのジェネリック薬のため、価格が安く抑えられています。
具体的に1ヶ月分で見ると、プロペシアが6,000〜7,000円程度であるのに対して、フィナステリド錠は4,500〜6,000円程度になります。
どちらも配合されている成分に違いがないため、効果や副作用については大きな差はないと言われています。

効果が出るまでの期間

フィナステリドの効果は、個人によって変わってきます。
薄毛の状態なども大きく影響してきますので、最低でも半年程度は試してみることをおすすめします。
臨床試験では、フィナステリド1mgを1年間服用すると毛髪の量が11%増え、さらに5年継続使用では4.3%の増加が確認されています。
そのため最大限の効果を期待するのであれば、1年を目安にしておくといいでしょう。

POINT

✔︎フィナステリドはAGA内服薬の主成分

✔︎プロペシアよりジェネリック薬のフィナステリド錠の方が価格は安い

✔︎フィナステリドの効果を実感するには約半年の服用が必要

フィナステリドの服用方法は?


フィナステリドを配合した内服薬はプロペシアやそのジェネリック薬であるフィナステリド錠がありますが、最大限のフィナステリドの効果を期待するためには、正しい服用方法を心得ておくことが大切です。
これらの内服薬を服用する際は、通常の成人男性は主成分として1回0.2mgを1日1回が目安になります。
服用する量については必要に応じて適宜増量しても構いませんが、その場合でも1日1mgまでが限度になります。
フィナステリドは1錠の中に主成分として1mg含まれていますので、服用する際には必ず医師の指示に従うことをおすすめします。
飲み忘れることもあるかもしれませんが、錠剤を飲み忘れた時は気がついた段階でできるだけ早めに服用することをおすすめします。
ただ次に飲む時間が近いときは、忘れた分は飲まないで1回分を飛ばしてください。
飲み忘れたときに注意したい点は、絶対に2回分の錠剤を一度に飲まないことです。
誤って内服薬を多めに服用した場合は、できるだけ早めに医師や薬剤師に相談しておきましょう。
また医師の指示がないまま、自分の判断で飲まないことも大切です。

POINT

✔︎内服薬の服用はフィナステリド1日1mgを目安に

✔︎飲み忘れてもまとめて何錠も服用してはいけない

✔︎医師の指示の元での服用をおすすめ

フィナステリドの副作用は?


フィナステリドを服用する際に、気になるのが副作用ではないでしょうか。
フィナステリドの副作用は、他のAGA治療薬と比較して発症確率が非常に低いのが特徴であり、それがメリットにもなっています。
実際に起きる副作用の確率は1%以下と言われていますが、だからと言って油断しないことが大切です。
一般的な風邪薬でも副作用が発生することはあり、その場合の発生率は3%と言われています。
風邪薬と比べると、フィナステリドは比較的安全な薬だということが分かるでしょう。
フィナステリドの副作用としては、以下のものが挙げられます。
男性機能障害は0.7〜1.1%で起こり、具体的には性欲の減退や勃起機能不全、射精障害や精液量減少などがあります。
特に注意が必要なのは、ストレスや疲れが溜まりやすく、悩んだり落ち込んだりしやすい方です。
また精神的な面での不安は、男性の機能に大きな影響を与えやすいので注意が必要です。
一方で肝機能障害は0.2%の割合で発生しており、肝炎リスクの危険があるASTやALTの上昇、倦怠感や食欲不振などが挙げられます。
ここで注意が必要なのは、肥満に悩む方や飲酒の習慣がある人、肝臓に持病がある方です。

POINT

✔︎フィナステリドによる副作用発生リスクは少ない

✔︎身体的な副作用は男性機能や肝機能の障害

✔︎倦怠感や食欲不振などの精神的な副作用も考えられる

フィナステリドの値段と処方されるには?


AGA治療薬としてよく利用されているフィナステリド配合の内服薬は、継続して使用することでAGAを改善できる可能性があります。
当院でも内服薬を取り扱っており、ジェネリック薬のフィナステリド錠は初回1,380円から、通常は4,320円から利用できます。
AGAは進行性の病気でもあることから、気づいた段階で早めに対処をしなければなりません。
早めに対応すれば、それだけ改善できる可能性が高くなるからです。
最近抜け毛の量が増えたり、薄毛の状態が酷くなったりした方は、当院のカウンセリングを受けることをおすすめします。
当院では事前にカウンセリングを実施しており、その席で患者さんの症状に合わせた方法を提示しています。
もちろんフィナステリドについての説明も行っていますので、費用や効果、副作用などが気になる方は、その場で相談することも可能です。

POINT

✔︎ジェネリック薬であれば初回1,380円から

✔︎早期治療で改善率が高まる

✔︎患者さん一人一人に合わせたカウンセリングに対応

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まとめ


AGAの治療法の一つがフィナステリドであり、これを服用することで改善を期待できます。
フィナステリドの副作用が気になる方もいると思いますが、こちらは風邪薬よりも副作用の発生率が低いのが特徴です。
当院ではAGA治療薬として効果を期待できるフィナステリドを主成分とするプロペシアやフィナステリド錠を処方していますので、髪のトラブルが気になる方は是非一度カウンセリングでご相談ください。
AGAは進行性の病気と言われていますが、早めに対処すれば改善する確率が高まります。
当院では患者さんに合う最適な治療方法を提示していますので、気軽にお問い合わせいただければと思います。

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