ザガーロとフィナステリド|両者の価格の目安や使用上の注意点・副作用を徹底解説!

2021.09.20 更新
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ザガーロは2016年の6月に販売が開始された、比較的新しいAGA治療薬です。

従来の治療薬であるプロペシアよりも高い発毛効果が期待されており、薄毛に悩まされている男性にとっては朗報となっています。

ただ、AGA治療薬は継続的に服用する必要があるため、ザガーロの価格は気になる所でしょう。

そこで、ザガーロの価格の目安や、使用上の注意点などに関して詳しくご紹介します。

— 目次 —

AGA治療薬ザガーロとは?

ザガーロの価格についてご紹介する前に、そもそもザガーロとはどのような治療薬なのか知っておきましょう。

ザガーロは男性に見られる代表的な脱毛症であるAGAの治療薬で、次のような特徴があることで知られています。

  • ザガーロはAGA(男性型脱毛症)の治療薬である
  • 主成分としてデュタステリドが配合されている
  • ザガーロには抜け毛を防止し、発毛を促進する効果が期待されている
  • ザガーロの効果は早ければ3ヶ月で、平均すると半年ほどで実感できる
  • ザガーロの成分について

    ザガーロには主成分としてデュタステリドが配合されています。

    デュタステリドはもともと男性に見られる前立腺肥大の治療薬として用いられていましたが、服用される方に発毛効果が見られたことから、低用量(0.5㎎/日)のデュタステリド錠であるザガーロが開発されるに至ったのです。

    ザガーロの効果について

    ザガーロの効果について知るためには、なぜAGAによって抜け毛が起こるのか、そのメカニズムについて知っておく必要があります。

    そこで、AGAによる抜け毛のメカニズムについて簡単にご紹介します。

    AGAによる抜け毛のメカニズム

    AGAを発症した人の体内では、男性ホルモンの一種であるジヒドロテストステロン(DHT)が活発に生み出されています。

    ジヒドロテストステロンは、男性ホルモン受容器と結合し、抜け毛の原因となる有害なサイトカインを産生します。

    ジヒドロテストステロンは、テストステロンがより強力になったものなのですが、その強力化に際して5α-リダクターゼと呼ばれる酵素の一種が重要な働きをします。

    AGAの発症にともなって男性の前頭部や頭頂部に薄毛が起こるのは、5α-リダクターゼが前頭部や頭頂部に多く分布しているからでもあります。

    ザガーロの効果

    ザガーロには、ジヒドロテストステロンを生み出す元となる5α-リダクターゼの働きを阻害し、抜け毛を予防する効果があります。

    また、従来のAGA治療薬であるプロペシアと比べた場合、高い発毛効果が期待されています。

    ザガーロの効果が出るまでの期間について

    ザガーロをはじめとするAGAの治療薬は、一般的に半年ほど服用を続けることで、効果が実感できるとされています。

    ただ、早い方の場合、3ケ月程度で効果があらわれるケースもあります。

    逆に、服用を続けて2年ほど経ってから効果があらわれるようなこともあります。

    このような差異が生じる理由として、ヘアサイクル(髪の毛が生えてから抜け落ちるまでの期間)が2年から7年程度と、幅があることも挙げられています。

    ザガーロの効果・副作用に関する記事はこちら

    ザガーロとフィナステリドの違いについて

    ザガーロがAGA治療薬として登場したのが2016年のことですが、それ以前は主にプロペシアのようなフィナステリド錠が、AGAの治療に用いられていました。

    では、ザガーロとフィナステリド錠ではどのような違いがあるのでしょうか。

    ザガーロとフィナステリドの毛髪量の違い

    臨床試験の結果によると、ザガーロ(0.5㎎)を24週間継続して服用し続けた場合、フィナステリド錠(1.0㎎)を24週間に渡って服用した場合と比べ、1.6倍の発毛効果が認められたということです。

    ジェネリックの有無

    日本国内で用いられている代表的なAGA治療薬がプロペシアですが、プロペシアの有効成分であるフィナステリドは国内での特許期間を過ぎているため、後発医薬品(ジェネリック)が多数開発されています。

    一方、2016年に販売が開始されたザガーロの正規品に関しては、ジェネリックがまだ存在していません。

    そのため、フィナステリド錠の方が比較的安価で利用することが可能です。

    使用目的の違い

    フィナステリド錠もザガーロも、いずれもAGAの治療目的で用いられていますが、フィナステリド錠はどちらかというと、AGAの進行を遅らせたり、現状を維持したりする目的で用いられています。

    一方、フィナステリド錠よりも高い発毛効果が期待されているザガーロに関しては、より積極的に発毛させたいケースで用いられることが多い傾向にあります。

    AGA治療薬の効果・副作用に関する記事はこちら

    ザガーロの注意点や副作用について

    ザガーロに限ったことではありませんが、医療用の医薬品を服用する場合、注意しなければいけない点がいくつかあります。

    ザガーロの副作用と合わせてご紹介します。

  • 1日に1錠服用するザガーロは飲み忘れに気をつける必要がある
  • ザガーロは女性や未成年者の服用が原則として禁じられている
  • ザガーロには男性機能低下などの副作用が報告されている
  • 飲み忘れに気をつける

    一般的な風邪薬などとは異なり、ザガーロは1日に1回、1錠を服用することが原則となっています。

    それだけに、飲み忘れには気をつける必要があります。

    服用するタイミングを夕飯後などと決めておき、同じリズムで服用するようにしましょう。

    ザガーロを服用できない人とは?

    ザガーロはAGAの治療に特化した医療用医薬品です。

    次のような方の服用は想定されていないため、取り扱いや保管場所に注意しましょう。

    女性

    ザガーロは男性に見られる薄毛であるAGAの治療薬です。

    そのため、女性の服用は原則として禁止されています。

    また、医師によっては、女性がザガーロに触れることすら禁止される方もいます。

    ザガーロの有効成分であるデュタステリドには、男性ホルモンの一種であるジヒドロテストステロンの産生を抑止する作用がありますが、実は、ジヒドロテストステロンは男児の外生殖器の成長に欠かすことができないホルモンでもあります。

    そのため、男児を妊娠している女性がザガーロに触れた場合、皮膚を介してザガーロの有効成分が毛細血管に取り込まれ、男児の外生殖器の発達に悪影響を及ぼす可能性があります。

    服用はもちろんのこと、女性がザガーロに触れることがないよう、しっかりと管理しましょう。

    未成年の男性

    日本皮膚科学会によると、AGAは思春期以降に発症する脱毛症とされています。

    つまり、思春期を終える10代の後半であっても、AGAを発症する可能性はあるということです。

    ただ、ザガーロに関しては、未成年者の服用が原則禁止となっています。

    その理由としては、未成年者に対するザガーロの有効性、および安全性が確認されていないことが挙げられています。

    ザガーロの副作用について

    ザガーロは男性ホルモンのバランスにアプローチする治療薬であるため、少数例ではありますが、次のような副作用が報告されています。

    男性機能の低下

    ザガーロの有効成分であるデュタステリドは、男性ホルモンのバランスにアプローチする医薬品であるため、服用した方の中には射精障害や勃起機能不全など、男性機能の低下を訴えられる方がいます。

    肝機能障害

    ザガーロに限ったことではありませんが、化学的に製造された医薬品はすべて、肝臓への負担を増すリスクがあります。

    ただし、ザガーロの服用にともなう肝機能障害に関しては、国内での報告例は確認されていません。

    ザガーロの副作用に関する記事はこちら

    ザガーロの価格について

    ザガーロは2016年に販売が開始された比較的新しい治療薬であるため、ジェネリックは存在していません。

    ただ、ザガーロの主成分であるデュタステリドを含むジェネリック医薬品はあります。

    そこで、ザガーロと代表的なデュタステリド錠の価格をご紹介します。

  • ザガーロの正規品は1ケ月あたり8,000円~12,000円程度
  • ジェネリックのデュタステリド錠は1ケ月あたり2,100円~2,700円
  • 個人輸入でデュタステリド錠を購入することにはリスクがともなう
  • 医療用医薬品は原則としてクリニックで処方してもらうことがおすすめ
  • ザガーロの価格について

    ザガーロの価格はクリニックによって異なっています。

    なぜなら、薄毛の治療は審美目的で行われるため、クリニックごとに治療費や薬価を設定できるからです。

    そこで、ザガーロと代表的なデュタステリド錠の価格をご紹介します。

    名前 価格(1ケ月あたり)
    ザガーロ(正規品) 8,000円~12,000円
    デュタス(ジェネリック) 2,500円~
    デュプロスト(ジェネリック) 2,160円~
    デュタプロス(ジェネリック) 2,730円~

    個人輸入は危険

    ザガーロの主成分であるデュタステリドを配合した治療薬は、個人輸入で購入することが可能です。

    ただし、個人輸入には危険が伴うことを知っておきましょう。

    まず、海外との取引では日本の商習慣が通用しません

    粗悪品を掴まされる可能性がありますし、最悪の場合、料金を支払ったのに商品が届かず、問い合わせにも応じないなどと言った事例があります。

    また、自己判断で治療薬を服用し、その結果として副作用が起こったとしても、国による救済措置が受けられません。

    薄毛を改善したいために病気になったのでは割に合わないと言えます。

    ザガーロはクリニックで処方してもらおう

    薄毛治療専門のクリニックでは、血液検査を行い、1人1人に合った治療薬を処方しています。

    安全に治療を進めるためにも、ザガーロの処方はクリニックで行うことがおすすめです。

    新宿メディカルクリニックのザガーロ治療について

  • ザガーロとデュタステリド錠の両方を扱っている
  • 定期的に血液検査を行い、安全に治療を進めている
  • 治療経過によって柔軟に治療法を選択できる
  • 新宿メディカルクリニックでは、正規品のザガーロとデュタステリド錠の両方を取り扱っています。

    専門医が検査を行い、治療の経過を見守りながら処方量を調節いたしますので、安心して治療に取り組んでいただくことが可能です。

    ザガーロによって一定の発毛効果が認められた場合、身体への負担を減らしつつ現状を維持するため、プロペシアに切り替えることがあります。

    また、ザガーロの発毛効果をより高めるため、ミノキシジルを併用したり、頭皮下にグロースファクター(成長因子)を注入する治療を行ったりするケースもあります。

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    まとめ

    ザガーロは従来のAGA治療薬であるプロペシアよりも高い発毛効果が期待されています。

    ただ、その分だけ副作用のリスクが増すので、医師の指導下で服用することが求められます。

    また、海外では安価なジェネリック錠が販売されていますが、健康状態を維持しつつ薄毛の改善に取り組むのであれば、やはりクリニックで治療を受けることが重要です。

    新宿メディカルクリニックでは、無料カウンセリングを行っていますので、治療に関する不安や、費用に関するご相談など、なんでもお気軽にお問い合わせください。

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