生え際の発毛は可能?後退を防ぐための対処法と薄毛治療について

2021.09.02 更新
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髪の毛を下ろしていると分かりにくいのですが、「ふと前髪をかき上げてみたら、額の生え際が後退していることに気が付いた」というようなケースも少なくありません。

額の生え際が後退している場合、何らかの脱毛症を発症している可能性があります。

では、なぜ生え際が後退するのでしょうか。

その原因や対策方法、および治療法について詳しくご紹介します。

— 目次 —

生え際の後退はAGAの発症!?

額の生え際の後退が見られる場合、もしかしたら何らかの脱毛症を発症しているのかもしれません。

男性の場合であればAGAが疑われますし、女性の場合は牽引性脱毛症によって生え際が薄くなっている可能性があります。

  • AGAは男性に見られる代表的な脱毛症である
  • 生え際が後退している場合、AGAを発症している疑いがある
  • 女性であっても生え際が薄くなることはある
  • AGAとは?

    AGAは男性型脱毛症(Androgenetic Alopecia)のことを意味します。

    思春期以降の男性に見られる進行型の脱毛症で、額の生え際が後退したり、頭頂部が薄くなったりすることが特徴です。

    生え際の後退した状態とは?

    男性も女性も、額の生え際部分が薄くなることはあります。

    ですが、男性の場合は額の両側から薄毛が進行していき、アルファベットの「M」の形をしたM字型のハゲ症状が特徴となっています。

    女性の場合にはそのような症状は見られません。

    女性も生え際が後退することがある?

    いつも髪の毛を後ろで結わえている「ポニーテール」のような髪形を続けていると、額の生え際に対して牽引力が働き、牽引性脱毛症を発症する可能性があります。

    牽引という文字からすると、髪の毛が引っ張られて抜けるようなイメージを持たれるかもしれません。

    実際には牽引力によって局所の血行不良が起こり、抜け毛の量が増えてくると考えられています。

    男性に見られるAGAが進行型であるのに対し、牽引性脱毛症にはそのような特徴がありません。

    そのため、ヘアスタイルを変えたり、頭皮への血行を促進したりすることで改善が期待できます。

    自分で出来る薄毛改善方法に関する記事はこちら

    後退した生え際は復活するのか?原因について徹底解説

    額の後退が見られる方にとって、「後退した生え際は復活するのか?」ということは大きな問題だと思います。

    その問いにお応えする前に、まずは生え際が後退する原因について解説します。

  • 生え際は頭頂部や後頭部と比べて血管が少ないため栄養不足に陥りやすい
  • 表情筋の緊張などによって皮膚が硬くなりやすく、血行不良に陥りやすい
  • 前頭部には5α-リダクターゼが多く分布している
  • 生活習慣やストレスが原因となることもある
  • 血管が少ない

    額の後退が起こりやすい原因として、前頭部には血管の少ないことが挙げられます。

    髪の毛は毛母細胞が分裂することで成長しますが、そのエネルギーを運んでいるのが血液です。

    前頭部は、頭頂部や後頭部と比べた場合血管が少ないため、どうしても栄養不足に陥ってしまいがちです。

    結果として、髪の毛を成長させるためのエネルギーが不足し、薄毛になりがちなのです。

    皮膚が硬い

    生え際の後退が起こる原因としては、皮膚が硬いことも挙げられます。

    頭頂部や後頭部と異なり、おでこは外気にさらされる時間が長いため、乾燥によって硬くなりがちです。

    また、額の皮膚は顔の皮膚と直結しているため、表情筋の緊張などによって額の皮膚が引っ張られ、硬くなってしまいがちです。

    その結果、血行不良が起こり、生え際の後退するリスクが高くなります。

    5αリグクターゼが濃い

    冒頭で述べましたように、男性に見られる生え際の後退は、AGAによって起こっている可能性があります。

    AGAに伴う抜け毛は男性ホルモンの一種であるジヒドロテストステロンが原因となるのですが、その産生に深く関わっているのが5α-リダクターゼと呼ばれる酵素の一種です。

    5α-リダクターゼは前頭部や頭頂部に多く分布しているため、AGAを発症した場合M字型のハゲや、O字型のハゲになりやすいのです。

    その他

    生え際の後退に関しては、その他にも次のような原因が挙げられます。

    それぞれについて簡単にみていきましょう。

  • ストレス
  • 遺伝
  • 生活習慣の乱れ
  • 食習慣の乱れ
  • 誤ったヘアケア
  • ストレス

    ストレスによって交感神経が優位に傾くと、血管が収縮し、血行不良に陥ります。

    その結果、髪の毛を成長させるためのエネルギーが不足し、生え際の後退を招く可能性が増します。

    遺伝

    先ほど、AGAによる抜け毛は、5α-リダクターゼの働きによって、ジヒドロテストステロンが産生されることで起こると述べました。

    実は、5α-リダクターゼの活発度は遺伝によって異なっています。

    遺伝的に5α-リダクターゼが活発に働く遺伝子を持っている場合、生え際が後退するリスクも高くなります。

    生活習慣の乱れ

    疲労や睡眠不足、睡眠の質の低下など生活習慣の乱れによって心身に疲労がたまると、そちらを回復させることにエネルギーが使われ、髪の毛の成長に必要なエネルギーが不足することもあります。

    食習慣の乱れ

    髪の毛は私たちが食べたものから作られています。

    そのため、食習慣の乱れによって栄養不足に陥ると、生え際が後退するリスクも増してしまいます。

    誤ったヘアケア

    髪の毛や頭皮に対してダメージを与えるようなヘアケアを行っている場合、生え際が後退するリスクを高めます。

    特に市販のシャンプーを使って頭皮を洗浄していると、頭皮環境の悪化によって抜け毛を誘発する恐れがあります。

    20代のM字ハゲに関する記事はこちら

    生え際の後退を防ぐ対処法

    生え際が後退する原因を踏まえた上で、次に、生え際の後退を防ぐための対処法をご紹介します。

    いったん後退が始まってしまうと、自力で改善することはなかなか難しいといえます。

    そのため、普段から予防する意識を持つことが重要です。

  • AGAが疑われる場合は治療を受けることがおすすめである
  • 薄毛がそれほど進行していなければ発毛剤で対処可能なケースもある
  • 将来の薄毛を予防するのであれば育毛剤も有効なことがある
  • 育毛剤は髪の毛の成長をサポートするためのものであり、発毛効果は期待できない
  • AGAの基本的な治療を受ける

    生え際の後退がAGAによって起こっている場合、なるべく早めに専門のクリニックを受診することがおすすめです。

    なぜなら、AGAにはほかの脱毛症とは異なり、進行型という特徴があるからです。

    そのため、AGAを発症後に何ら対策を講じなかった場合、薄毛が確実に進行してしまう結果となります。

    早い時期に治療を開始すれば、早期の改善が期待できます。

    発毛剤・育毛剤を使用する

    生え際の後退がそれほど進行していない場合や、将来の薄毛を予防する場合は、発毛剤や育毛剤を利用するという手もあります。

    そこで、発毛剤と育毛剤の効果や違いについてご紹介します。

    薬剤の効果について

    発毛剤はいわゆる医療用医薬品に分類されるものと、第一類医薬品に分類されるものの2つがあります。

    医療用医薬品として用いられている代表的な治療薬としては、プロペシアやザガーロが挙げられます。

    プロペシアの有効成分であるフィナステリドおよび、ザガーロの有効成分であるデュタステリドには、AGAによる抜け毛の原因でもある5α-リダクターゼの働きを阻害する作用があります。

    フィナステリドおよびデュタステリドと並び、厚生労働省によって発毛効果が認められている有効成分にミノキシジルがあります。

    フィナステリドとデュタステリドに関しては錠剤タイプの治療薬(内服薬)が認められていますが、ミノキシジルに関しては塗り薬タイプ(外用薬)のみが認可されています。

    もともとミノキシジルは高血圧の治療薬として用いられていました。

    というのも、ミノキシジルには血管を拡張し、血液の循環を促す作用が認められていたからです。

    ところが、ミノキシジルを服用している方の多くに発毛効果が認められたため、低用量の外用薬が発毛治療に転用されることとなりました。

    日本では大正製薬の開発した「リアップシリーズ」が有名です。

    フィナステリド錠やデザイン錠は医療用医薬品であるため、原則として医師の診察を受けた上で処方してもらう必要があります。

    ミノキシジルに関しては第一類医薬品であるため、薬剤師の説明を受けることで、薬局などで購入することが可能となっています。

    「原則として」とお断りしたのには訳があります。

    それは、海外製の医薬品を個人輸入代理店などから購入することは可能だからです。

    海外ではジェネリックの安価な発毛剤を販売しており、そのようなジェネリックを利用される方も少なくありません。

    ただし、自己判断で海外製の治療薬を服用した場合、肝機能障害や射精障害といった副作用があらわれても、国による救済措置が受けられないことを知っておきましょう。

    育毛剤と発毛剤の違いについて

    育毛剤には髪の毛の成長をサポートするための成分や、頭皮環境を改善するための成分が含まれています。

    ほとんどが天然由来の成分によって作られているため、副作用のリスクが発毛剤ほど高くありません。

    ただし、育毛剤はあくまでも髪の毛を「育む(はぐくむ)」ためのものであり、積極的な発毛を促すものではありません。

    どちらかというと、薄毛の予防目的で使われるべきものといえます。

    育毛剤の多くは医薬部外品であるため、薬局やドラッグストア、通販などで手軽に購入することが可能です。

    ですが、ある程度進行してしまった薄毛に対しては「焼け石に水」となりかねないことを覚えておきましょう。

    AGAが進行しているのに育毛剤だけで対処しようとすると、薄毛の進行を遅らせることは難しいので、明らかな薄毛が認められるときには、やはり専門のクリニックを受診することが必要となります。

    ヘアケアを見直す

    生え際の後退を予防するためには、ヘアケアを見直すことも重要です。

    特に市販のシャンプーなど洗浄力のみに特化したシャンプーを使っていると、頭皮環境の悪化から抜け毛のリスクを増すことがあります。

    ヘアケアを目的とするのであれば、育毛用シャンプーや薬用シャンプーなどアミノ酸系のシャンプーがおすすめです。

    また、頭皮をゴシゴシとこすらず、優しくヘアケアすることも重要です。

    はげと遺伝子の関係に関する記事はこちら

    新宿メディカルクリニックの薄毛治療について

    新宿メディカルクリニックは薄毛の治療に特化したクリニックで、専門医による適切な治療を受けることが可能です。

    また、当院では男性だけでなく、女性に見られる薄毛の改善にも取り組んでいます。

    投薬治療だけでなく、高い発毛効果が期待できるメソセラピーや、自宅でできるヘアケアに関するアドバイスも行っています。

  • 新宿メディカルクリニックは薄毛治療に特化したクリニックである
  • 男性だけでなく女性に見られる薄毛の改善にも取り組んでいる
  • 投薬治療だけでなくさまざまな角度から発毛アプローチを行っている
  • 薄毛治療に特化

    当院に在籍しているドクターはすべて、一般的な皮膚科疾患ではなく、病的な薄毛の治療に特化していることが特徴です。

    そのため、患者様一人ひとりの薄毛の原因をしっかりと究明し、オーダーメイドの治療を提供することが可能となっています。

    女性の薄毛改善にも取り組んでいる

    薄毛治療専門のクリニックの中には男性のみを専門としているところも少なくありませんが、当院では女性の薄毛に関しても専門的に取り扱っています。

    診療は完全予約制で行っており、プライバシーに配慮した空間づくりも心がけています。

    そのため、女性の方であっても安心して治療を受けていただくことが可能です。

    投薬治療以外の発毛法も充実

    当院では投薬治療だけでなく、グロースファクター(髪の毛の成長因子)を頭皮下に直接注入するメソセラピーも行っており、多くの方に高い発毛効果を実感していただいています。

    また、メソセラピーに用いているグロースファクターがそのまま配合された、オリジナルの育毛剤もご用意しています。

    そのため、自宅に居ながらにして、メソセラピーと同様の発毛効果を得ることが期待できます。

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    まとめ

    生え際の後退が認められる場合、多くのケースでなんらかの脱毛症の発症が疑われます。

    特に男性に見られるAGAの場合、進行型なので放置しておくとどんどん薄毛になっていきます。

    薄毛の予防目的であれば育毛剤も効果的なのですが、実際に薄毛が進行しているのであれば、治療薬などを用いて進行を遅らせることが重要です。

    新宿メディカルクリニックでは、発毛剤を用いた治療だけでなく、メソセラピーやオリジナルの育毛剤、サプリメントなどを駆使して、年齢相応の毛髪量を取り戻すサポートを行っています。

    また、生え際の発毛を促進するためのアドバイスも行っておりますので、生え際の後退が気になり始めたら、まずは無料カウンセリングでお気軽にお問い合わせください。

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